安全教育の効率化というと、まず「教育動画を作ること」を思い浮かべる方が多いかもしれません。たしかに動画は、危険な作業や事故の状況を視覚的に伝えられ、文章や口頭よりも記憶に残りやすい教材です。新規入場者教育でもビデオや資料を使う方法は古くから一般的に行われています。
しかし、動画を制作しただけでは現場はあまり楽になりません。理由は単純で、現場の負担は「教材作り」ではなく、その前後の運用に集中しているからです。新規入場者調査票の記入と回収、KYシートの作成、当日のリスク洗い出し、安全パトロールの記録、是正指示の伝達、そして受講や周知の証跡を残す作業。これらは動画教材があってもなくならず、紙やExcelのまま事務所に持ち帰れば、結局は残業としてはね返ります。
つまり安全教育の効率化は、「動画教材の制作・活用」と「現場での記録・共有・振り返りのデジタル化」という別レイヤーの両輪で考える必要があります。動画は教育の「伝わりやすさ」を高め、現場アプリは教育の「回しやすさ」を高める。この2つがかみ合って初めて、教育の質を保ったまま手間が減ります。本記事で「アプリ×動画」と表現しているのは、この両輪のことです。
ここで現場アプリの役割を担うのが、紙の野帳をそのままデジタル化した施工管理アプリ「eYACHO」のようなツールです。eYACHOは大林組と共同開発され、ゼネコンでの利用シェアNo.1、スマートデバイス利用シェアNo.1を獲得しています(※4)。手書き・写真・動画・音声で現場の「その時点」を1画面に記録できる設計が特徴で、教育や安全活動の記録を現場で完結させることに向いています。