メインビジュアル

安全AIソリューションとは

AIが作業シーンに応じたリスク及び対策を網羅的に提供することで、個々人の経験や知識に依存しない安全衛生管理を可能にします。
現場作業の各種帳票をeYACHOでデジタル化し、帳票内の安全に関する項目の記入をAIが支援することで効果的に安全対策が実施できます。

開発の背景

近年の建設現場では、高齢労働者や外国人労働者が被る労働災害の増加に加え、若手監督者への安全技能の伝承不足などから、労働安全衛生管理のさらなる高度化が求められています。安全衛生対策においてAI等の活用が推奨される一方で、現場ではAI活用以前に、ベテランの大量退職と若手の就労不足により、「現場でのノウハウ伝承の危機」が顕在化しています。労働災害報告書の読み取り能力がリスクアセスメントに影響する事態も発生しています。報告書のままでは知識資産としての再利用性が低く、報告書の検索システムでは問題を解決することが困難な状況になってきています。

現場が直面する課題

人手不足への対応

●ベテラン退職に伴い OJT での現場ノウハウ移転が困難
●若手教育に時間を割けない一方で早期の戦力化が必要

安全活動運用の課題

●実施者の経験と勘に依存、リスク・対策のヌケモレの懸念
●実施そのものが目的化、リスク・対策が形骸化する懸念

MetaMoJiでは、このような課題解決のために2019年より独立行政法人労働安全衛生総合研究所、株式会社大林組と共同研究を行ってきました。共同研究から得られた労働災害対策の知識を「リスク予測知識データベース」として活用することにより、個人の経験や勘に頼らない「リスクの見える化」「安全対策の高度化」の実現に取り組んできました。

3つのタイプの安全AIソリューション

現場の安全活動の課題へ対応し、生産性を向上する仕組みとして、以下の3つのタイプの安全AIをご提供しています。

● 基本版・・・厚生労働省が公開している労災事例のデータベースから予測モデルを構築
● 自社データ版・・・自社の労災事例から予測モデルを構築
● 生成型・・・安全関連法案等からAIがリスクや対策を生成

「基本版」、「自社データ版」、「生成型」のそれぞれの特長を活かし、さらに3つの安全AIを使い分け・組み合わせることで労災事故の再発防止や未然防止に貢献します。

3つの安全AIと利用イメージ

安全AIソリューション
の構成

安全AIソリューションは、建設現場の状況に合わせて、安全管理用のチェックリストをAIが動的に作成するシステムです。eYACHO上に作成される安全衛生日報や作業計画書などの帳票上に、作業者や現場の状況に応じて関連度の高い安全管理情報を動的に抽出する独自の「DynamicChecklist®(ダイナミックチェックリスト)」を作成します。簡単に言うと、eYACHOのノート上でリスク予測操作と検討結果を記入することが可能となります。

安全AIソリューションの構造

操作イメージ(例)

条件を設定し、表示されるリスク・対策の一覧から該当項目を選択し、転記ボタンを押すと、自動的に帳票に記入されます。

操作イメージ

利用シーン

全ての業務で安全AIが活躍「ご安全に」

「安全AIソリューション」はすべての労働安全衛生管理プロセスに対応しており、作業者や現場の状況に最適な内容を表示することで、個人の経験や勘に依存しがちな安全管理業務を改善することができます。
朝礼に始まり、KY活動、安全巡回、手順作成、作業調整と一日のあらゆるシーンで安全活動は最優先事項であり、決して切り離すことはできません。各業務で必要となる安全対策では、ぜひ安全AIをご利用ください。今まで利用していた帳票から、安全AIを呼び出すだけなので、新しい操作を覚えたり、業務を変更する必要はありません。ムリに新しいことをしなくて良い心地よさで、日々の安全活動を安全AIが支援します。

全ての業務で安全AIが活躍「ご安全に」

安全AIの先行事例

株式会社大林組
早明浦ダム再生工事 JV工事事務所

安全AIへの期待
安全AIへの期待

株式会社大林組 四国支店
早明浦ダム再生JV工事事務所 所長 長坂 氏

「多くの現場で、20代の若手と50~60代のベテランが中心で、30~40代の中堅が少ない。20代は経験が浅いためにリスクに気づきにくい。逆にベテランは自分の経験に頼りがちで基本をおろそかにしやすい。この『安全AI』による事故事例を示すことで、若手の学習、ベテランへの注意喚起ができると期待している。」

利用の成果
利用の成果

協力会社との作業手順書の検討に利用
入社7年目の職員
「職長も安全の基本は踏まえて作業手順を作成していますが、個人の経験や知識にはどうしても限界があります。「安全AI」を活用してから、事故事例を見て“このままではいけない”と作業手順を修正したことがあります。」

危険予知活動(KY活動)での利用

「安全AI」はタブレットに搭載したeYACHOを通して事故事例を検索できるので、現場でそのまま作業員に見せられます。しかも適切な事例を選んでくれるので、効率よくKY活動を進められるようになりました。

「安全AI」を活用し、安全管理業務に効果を上げている株式会社大林組の事例をぜひご覧ください。

事例を見る

導入・運用までの流れ

お申込みの流れ

価格

安全AIクライアントは、スタンダート版以上でご利用いただけます。
また、安全AIの実運用には、別途サーバーライセンス、構築費用等が必要です。
価格については、別途お見積もりさせていただきますのでお問い合わせください。

お問い合わせ

▲トップへ