導入事例

安全AIを活用して安全管理を効率的に実践し、
安全に着目する力を伸ばしていく

株式会社湧田鉄筋 様

株式会社湧田鉄筋 様

株式会社湧田鉄筋では、大林組による茨城県内の大型土木工事に参画。この現場において、eYACHOの「安全AIソリューション」(以下、安全AI)を活用した安全管理業務を実践しています。安全AIの活用方法や導入で得た効果などについて、同社の工事長・現場代理人 大野浩氏、安全管理を担う現場監督 冨田真治氏、入手将氏、岩城美沙氏にお話を伺いました。

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【eYACHO導入事例】株式会社湧田鉄筋様

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目次

従来の安全管理と課題

株式会社湧田鉄筋 大野浩氏

安全AI導入前に湧田鉄筋が行っていた安全管理業務は、月に1回、過去の事故事例やテキストなどを用いた安全教育を実施するというものです。しかし、月1回の頻度では現場に出てしまうと忘れてしまいがちで、安全管理への理解を深めることも難しいという課題を抱えていました。


大野氏「安全管理をする側の職員の知識やスキルを鍛えたいと考えていました。以前は会社に届いた災害速報を各職長に展開して会社のグループLINEで共有していたのですが、毎日の活動に安全教育やKY(危険予知)活動が組み込まれてはいない状態だったのです。危険予知には継続的な学習が必要不可欠です。管理する側に安全に着目する力がないと、現場のスタッフに伝えることはできません。私自身も勉強したかったですし、現場に伝えたいという強い思いがありました。現場は日々変わっていくものです。その日の現場に合わせた事故事例を活用したいと考えていました」


また、外国人スタッフへの安全教育のスムーズな実施も、課題のひとつでした。


入手氏「当社は外国人作業員も多く、日本語での私たちからの説明が伝わっているのか、理解しているのかを確認しづらいという課題がありました」
岩城氏「私も外国人スタッフとコミュニケーションを取る際に、どのように伝えるべきか悩むことがありました」


テキストや資料などを外国人スタッフの母国語に翻訳して使用する、身振り手振りを交えて教えるといった試みによって、この課題の解消に取り組んできたのです。

安全AIの導入プロセス

大野氏が初めて安全AIの存在を知ったのは、大林組が開催したITツールの展示会に参加した時でした。 元々、eYACHOは大林組との打ち合わせなどで利用するために導入済みで、展示会で安全AIの説明を受け、まさにほしかったシステムだと感じたのです。

株式会社湧田鉄筋 冨田真治氏

冨田氏「導入決定後、まず私が安全AIのアカウントを作成し、使い方の説明を受けた上で、他の職員のアカウントを作成。順次広げていくという手順で利用を開始しました。基本的には初歩的な操作だけを私が教えて、あとは個々の社員が実際に使ってみて操作方法を確認し、不明点などを口頭やメールなどで確認していきました。特に難しい操作はなかったという印象で、他の社員に教える際も戸惑うことはなかったです」

安全AIの現場での活用方法

安全AI導入以降は毎朝の現地KY活動の後に、安全AIで選んだ当日の作業とマッチする災害事例を印刷して配布し、現場監督が重要点を説明しています。印刷しなくてもeYACHOで事例を共有できますが、スマートフォンの画面で見るスタッフが大半であるため、紙のほうが見やすいことが印刷している理由です。


災害事例の選定は計6名の管理スタッフが交代で行っています。事例選定などの準備に要する時間は、KY用紙の作成も含めて30分以内。安全AIの利用時間に限れば5~10分ほどです。安全AIの活用によって、日々の安全管理業務を効率よく実施できるようになりました。また、スタッフ全員が交代で行うことによって、現場業務の災害・事故防止の意識が高まり、安全管理の教育にもつながっています。


冨田氏「災害事例の検索結果を上から順に見て、我々の作業にリンクしそうなものをストックし、内容を再確認した上で使用する事例を選びます。大きな事故の情報も重要ですが、発生しやすい小さな事故を多めに選ぶようにしています」

株式会社湧田鉄筋 入手将氏

入手氏「私はその日の作業内容におけるケガの起きやすさを重視して事例をピックアップしています」


株式会社湧田鉄筋 岩城美沙氏

岩城氏「ソート検索をかけると、同じ内容のものが出てくることもあるので、内容を確認して事例を選びます。私は現場に携わってきた期間がまだ短いので、自分自身の考える能力を身につけることを意識しながら、現場の安全管理に結びつく事例を探すようにしています」


大野氏「災害事例に出てくる人と年齢が近いスタッフを指名して『あなたならどうする?』と尋ねることもルーティーンにしています。安全に対する意識を高めるために、回答を導き出すトレーニングを日々繰り返すわけです。現場全体の安全に対する意識が高まれば、新人スタッフへの教育もスムーズになると期待しています」

安全AIの導入で安全意識の向上を実現

株式会社湧田鉄筋 大野浩氏

安全AIの導入によって、職員たちの安全意識が向上し、安全に関する知識もレベルアップしたと、大野氏は評価しています。実際、安全AIの導入以降、同社の作業現場では一度も事故が発生していません。


大野氏「それに、現場のスタッフみんなが自発的に声を出すようになりました。「何々よし」と呼称するようになっています。当社の他の現場では職員数などの問題もあり、安全AIを使ったKY活動は実現できていない状況です。まずは、この現場から効果的な安全管理、安全教育を進めていこうと考えています」

利用経験に基づいた安全AIへの要望

湧田鉄筋では人手不足や経験者不足、スキルの伝承といった課題解消に向けて、安全AIを活用しています。最後に、実際に利用して感じた安全AIへの要望を語っていただきました。


入手氏「ケガの原因や業種といった事例検索のソートのかけ方があるのですが、実際にどういうケガをしたのかは事例内容を見ないとわかりません。ケガなどでもソートをかけられると、事例の出し方の選択肢が広がり、細かい注意喚起が可能になります」
冨田氏「写真や図があるだけで言葉よりもずっと伝えやすく、外国人スタッフへの安全教育もスムーズになり、たいへん助かっています。その上で私が希望しているのは、写真部分のアニメーション化です。我々が見てもイメージしにくい写真もあるので、数秒でいいので動きのある映像があれば、さらに理解しやすくなると思います」


大野氏「事故事例の説明が日本語で表示されるのですが、クリック操作で他の言語を表示できる機能があれば非常に便利です。そうした機能があれば外国人スタッフをさらに採用しやすくなります。また、アカウント作成といった利用開始時のプロセスもより簡略化できないかという希望も持っています」
冨田氏「将来的には、Excelで作成したKYシートなどを取り込み、その情報から事例を出力できるようになれば、検索が不要になって作業効率はさらに高まります。ただ同時に、AIに任せすぎると我々が知識を吸収する機会がなくなるという不安もあります。検索結果を見て事例内容を把握する手順は、安全を管理する上でとても有益なものです。そこを切り捨てないほうがいいのではないかと感じています」

【お話を伺った湧田鉄筋のみなさん】

右から、大野浩氏、冨田真治氏、入手将氏、岩城美沙氏

右から、大野浩氏、冨田真治氏、入手将氏、岩城美沙氏。

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