eYACHOを活用して品質記録の見える化・共有に取り組んだ建設現場の事例を紹介します。
東日本高速道路(NEXCO東日本)では、出来形検測や材料検収の立会いに、ウェアラブルカメラとeYACHO(Share機能)を組み合わせた遠隔臨場(遠隔立会とも呼ばれます)を取り入れました。全立会150〜160回の約半分を遠隔化し、500時間以上かかっていた移動時間が240時間に短縮されています(※4)。検測結果を現場と事務所の双方が同じ画面で確認し、その場で記録と承認まで完結させることで、品質・出来形を確保しながら確認と記録の流れをリアルタイムに進めています。
中日本ハイウェイ・メンテナンス中央では、これまで使ってきた紙の帳票を読み取り、ほぼそのままの形でeYACHOのフォーマットへ電子化しました。運転日報やリスク危険予知活動のチェックシートから運用を始め、電子化したノートを別の帳票へ転記したり、値を集計したりする使い方で、検測資料の作成にも活用しています(※5)。基本操作を覚えれば従来と変わらず使えるよう配慮したことで、無理なく現場に定着しました。
大林組の建築現場では、Share機能の活用により、朝礼準備が1〜2時間から10〜20分へ短縮した事例が紹介されています(※6)。品質や安全に関する情報を全員で素早く共有できる体制は、日々の品質管理の土台になります。
これらは特別な現場に限った成果ではありません。品質記録を現場でデータ化し、蓄積・共有する仕組みを整えれば、多くの建設現場で取り組める内容です。