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既存のExcel帳票をそのままデジタル化!
野帳アプリのテンプレート機能活用術

デジタル野帳とは、屋外での記録に使われてきた紙の野帳を、タブレットやスマートフォンで扱えるようにしたツールです。建設現場では、日報や検査記録、KY活動表など、多くの帳票をExcelや紙で作成している会社が少なくありません。現場で紙に書き、事務所に戻ってExcelに入力し直す。この二度手間が、残業や持ち帰り作業の一因になっているという声もよく聞かれます。

こうした課題を解決する手段として注目されているのが、デジタル野帳アプリのテンプレート機能です。特に、これまで使ってきたExcel帳票を「見た目そのまま」電子化できるかどうかは、現場に定着するかを左右するポイントになります。

Excel帳票を電子化するときの考え方と、テンプレート機能で何ができるのかを整理し、あわせて実際の現場での使われ方も紹介します。

既存のExcel帳票をそのままデジタル化!野帳アプリのテンプレート機能活用術

そもそもデジタル野帳とは何か

野帳(やちょう)とは、屋外での利用に耐える丈夫なメモ帳のことで、建設現場では測量結果の記録や打ち合わせメモなどに広く使われてきました。この野帳をタブレットやスマートフォン上で扱えるようにしたものがデジタル野帳で、紙とペンで記録する感覚を残しながら、データとして保存・活用できる点に違いがあります。

紙の野帳は手軽に書ける一方で、後から必要な記録を探しにくい、共有するには改めてパソコンに入力し直す必要があるという手間が課題になりやすい状況があります。デジタル野帳は、手書きの手軽さを残しながら、検索・共有・データ活用といったデジタルならではの利点を加えたツールだといえます。

Excel帳票を電子化するときにつまずきやすい点

Excel帳票のデジタル化を検討するとき、いくつかの壁にぶつかることがあります。

1つは、レイアウトの再現です。長年使ってきた帳票は、罫線の引き方や項目の並び方に会社ごとのルールが染みついています。新しいツールに合わせて一から作り直すとなると、作成の手間が大きいうえに、現場が慣れた様式と変わってしまい、かえって使いにくくなることがあります。

もう1つは、入力のしやすさです。Excelはパソコンでの入力を前提とした表計算ソフトのため、現場でタブレットやスマートフォンから扱うには操作しづらい場面があります。現場ではパソコンを開けないことも多く、その場で記録できないと、あとから入力する二度手間が残ってしまいます。

つまり、Excel帳票の電子化で大切なのは、「今ある帳票の見た目をどれだけ保てるか」と「現場でそのまま入力を完結できるか」という2点だといえます。

デジタル野帳のテンプレート機能でできること

デジタル野帳アプリの多くは、帳票をテンプレートとして登録し、繰り返し使えるようにする機能を備えています。テンプレート機能を活用すると、次のようなことがしやすくなります。

一度作った帳票の様式を保存しておき、現場や日付が変わっても同じフォーマットで記録を残せます。入力欄やチェック欄、写真の貼り付け枠などを配置しておけば、現場では該当欄を埋めるだけで帳票が完成します。紙のように毎回書き起こす必要がなく、記入漏れも見つけやすくなります。

ここで重要になるのが、既存のExcel帳票をテンプレートとして取り込めるかどうかです。ゼロから作り直すのではなく、今ある様式を活かせれば、現場が慣れた帳票のまま電子化を進めやすくなります。

eYACHOでExcel帳票をそのまま電子化する仕組み

施工管理アプリ「eYACHO」では、現在使っているExcelなどのひな型をベースに、見た目そのままデジタル化できる点が特徴として挙げられています(※1)。eYACHOは、株式会社MetaMoJiが2015年に大林組と共同開発し、同年から提供を開始した施工管理アプリで、現場の紙の使い勝手をそのままデジタルに置き換えることをコンセプトにしています(※1)。

Excel帳票を電子化する流れは、次のとおりです(※2)。

  • ExcelやWordで作成した帳票のフォーマットをPDFに変換して読み込む
  • その上に入力欄や写真貼り付け枠といった部品を配置する(手書きだけでなくテキストの入力にも対応します)
  • テンプレートとして登録し、現場で繰り返し使えるようにする

罫線や項目の並びはもとの帳票のまま残るため、現場が見慣れた様式を保ったまま電子化できます。ベースとなるフォーマットをeYACHO上で一から作ることも可能です(※2)。

さらにeYACHOでは、OCRと画像認識AIによる入力フィールドの自動判定を活用して手軽にテンプレート化できます(※2)。日付や数値といった欄の種類を判別して部品を配置できるため、帳票づくりの手間を減らせます。

作成したデジタル帳票は、iPad・iPhone・Windows・Androidの端末で現場から直接入力できます(※1)。現場で記録を完結できれば、事務所に戻ってExcelに打ち直す作業を減らすことにつながります。

手書きで記入したい場面では、eYACHOに搭載された「建設mazec」(手書き入力システム)を使うと、建設現場でよく使う専門用語を手書きから変換して入力できます(※1)。キーボード操作に不慣れな人でも、紙に書く感覚に近い形で入力を進めやすくなっています。

帳票間の転記・集計を効率化するスマートテンプレート

Excel帳票を一枚ずつ電子化するだけでも現場の記録は楽になりますが、施工管理の書類は複数の帳票が連動していることが少なくありません。日報に書いた内容を週報や月報に書き写す、KY活動表の項目をチェックシートに転記するといった作業が積み重なると、それ自体が負担になります。

eYACHOには、こうした帳票間の転記やまとめを効率化するスマートテンプレートが用意されています(※3)。スマートテンプレートを使うと、一度入力した工事名・日付・現場情報などの共通項目を関連する帳票に反映させたり、複数の帳票に入力した値をまとめて集計したりすることができます。日報の記録から週報・月報を組み立てる流れも、手作業の転記より効率化しやすくなります(※3)。

MetaMoJiは、多くの導入企業でカスタマイズされてきた施工管理帳票のノウハウをテンプレート化し、「スマート業務パッケージ」として提供しています(※3)。検査記録表や安全衛生日誌、測量向けのテンプレートなどが含まれ、帳票内のボタンをタップするだけで、これまで手作業で行っていた書類操作を実行できるようになっています。ゼロから帳票を組み立てなくても、業務に近いテンプレートを選んで使い始められるのが特徴です(※3)。

現場ではどう使われているのか

テンプレートによる電子化が現場でどう機能しているかは、導入事例から具体的にイメージできます。

高速道路のメンテナンスを手がける中日本ハイウェイ・メンテナンス中央では、作業員が日々の記録を紙の帳票に記入し、集計や確認は別途行うという運用が課題になっていました(※4)。現場作業員と管理職の双方から、紙の帳票をデジタル化したいという声が上がったことが、導入のきっかけになりました(※4)。

中日本ハイウェイ・メンテナンス中央では、もともと使っていた紙の帳票を読み取り、ほぼそのままの形で電子化してeYACHOのフォーマットを作成しました(※4)。基本操作さえ覚えれば、これまでと変わらない感覚で使えるよう配慮したうえで、まずは使用頻度の高い運転日報とRKY(リスク危険予知)活動のチェックシートの2種類に絞って運用を開始しています(※4)。問題なく使えることを確認してから、作業日報など他の帳票へと対象を広げました。電子化したノートを別のノートへ転記する仕組みや集計の仕組みは、検測資料の作成などにも活用されています(※4)。

すべての帳票を一度にデジタル化しようとするのではなく、使用頻度が高い帳票から少しずつ広げていく進め方は、現場への負担を抑えるうえで参考になります。

帳票の電子化は、複数人での情報共有と組み合わさると効果が高まります。大林組(建築)の現場では、朝礼で使うキープラン(作業計画図)を、以前はExcelやPowerPointで一人が作成しており、特定の担当者に作業が集中していました(※5)。eYACHOの導入後は、同じ資料に複数人が空いた時間に書き込めるShare機能を活用することで、1〜2時間かかっていた朝礼準備が10〜20分程度でできるようになりました(※5)。帳票やテンプレートを電子化しつつ、リアルタイムに共有できる環境を整えることで、準備や共有にかかる時間の短縮につながりやすくなります。

まとめ

建設現場のExcel帳票を電子化するうえで大切なのは、今使っている帳票の見た目をどれだけ保てるか、そして現場でそのまま入力を完結できるかという点です。新しい様式に作り替えるのではなく、慣れた帳票を活かせるテンプレート機能があれば、現場の抵抗感を抑えながらデジタル化を進めやすくなります。

eYACHOでは、Excelなどのひな型をPDFで取り込み、OCRと画像認識AIによる入力フィールドの自動判定も活用しながら見た目そのままデジタル化できる仕組みや、帳票間の転記・集計を効率化するスマートテンプレートが用意されています。デジタル野帳のテンプレート機能を上手に使えば、「現場で書いて、事務所で入力し直す」という二度手間を減らし、記録から共有までを現場で完結させることに近づけます。まずは使用頻度の高い帳票から、既存のExcelを活かした電子化を試してみてはいかがでしょうか。

よくある質問

  • Q. 今使っているExcel帳票を、そのままの見た目で電子化できますか?

    A. eYACHOでは、ExcelやWordで作成した帳票をPDFに変換して読み込み、罫線や項目の並びをそのまま残した状態でテンプレート化できます。OCRと画像認識AIによる入力フィールドの自動判定を活用すると、テンプレート作成の手間を減らせます。

  • Q. 手書きが苦手な人でも入力できますか?

    A. 入力欄は手書きだけでなくテキスト入力にも対応しています。手書きで記入する場合も、約4万語の辞書を内蔵した手書き入力システム「建設mazec」により、建設現場でよく使う専門用語を手書きから変換して入力できます。

  • Q. eYACHOは無料で試せますか?

    A. 30日間の無料トライアルを提供しています。ベーシック版相当の機能が対象で、BLuE連携・安全AIソリューションはトライアル対象外です。

eYACHOは30日間の無料トライアルを提供しています。既存のExcel帳票のテンプレート化を自社の現場でどこまで進められるか、まずは実際の運用に近い形でお試しください。導入に関するご相談は、公式サイトのお問い合わせ窓口で受け付けています。

施工管理アプリ「eYACHO」は、株式会社MetaMoJiが提供する、紙の野帳をデジタル化した施工管理アプリです。ジャストシステム創業者の浮川和宣氏・初子氏が設立したMetaMoJiの手書き入力技術を基盤としており、現場での帳票作成・図面確認・情報共有をタブレットやスマートフォンで完結できます。ゼネコンでの利用シェアはNo.1(19%)です(MM総研2025年12月調査)。

出典一覧

※1 eYACHO公式サイト「施工管理アプリ eYACHO」 https://product.metamoji.com/gemba/eyacho/
※2 eYACHO公式サイト「特長機能」 https://product.metamoji.com/gemba/eyacho/feature/
※3 eYACHO活用情報「スマート業務パッケージ」 https://product.metamoji.com/gemba/eyacho/topic/smart-package.html
※4 eYACHO導入事例「中日本ハイウェイ・メンテナンス中央株式会社」 https://product.metamoji.com/gemba/eyacho/user/c-nexco-chuoh.html
※5 eYACHO導入事例「株式会社大林組(建築)」 https://product.metamoji.com/gemba/eyacho/user/obayasigumi_kentiku.html
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【監修】eYACHO編集部

施工管理アプリ「eYACHO」は、タブレット1つで現場の記録・共有・管理を可能にし、施工管理から安全管理まで幅広い業務をサポートします。
本コラムでは、建設業界の課題解決やDX推進に役立つ情報や最新動向をお伝えします。

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