導入事例

eYACHOによって現場作業の効率化・省人化を実現。
安全AIを活用した独自のリスクアセスメントも実施中

株式会社横河ブリッジ 様

株式会社横河ブリッジ 様 株式会社横河ブリッジ 様

株式会社横河ブリッジは、国内外の橋梁の設計から架設、補修・補強、改築までを一貫して手掛けている、日本最大手の橋梁メーカーです。同社では、eYACHOの「安全AIソリューション」(以下、安全AI)を独自のリスクアセスメントツールとして活用しています。安全AIをはじめとするeYACHOの利用状況や得られた成果などについて、同社大阪工事本部大阪工事第二部の部長 廣井宏治氏、保全第一課長 中村善之氏にお話を伺いました。

インタビュー動画はこちら

【eYACHO導入事例】株式会社横河ブリッジ様

YouTubeに移動します

目次

DX推進のためにeYACHOを導入

DX推進のためにeYACHOを導入

横河ブリッジ大阪工事本部では、約150人の従業員が橋梁工事の現場で活動中です。現在、社員用として約150、協力会社用に約55のeYACHOのアカウントを取得しています。

導入は、2021年度に「新技術を活用した現場業務省人化」の検討を進めていた中で、タブレット端末の有効活用につながるスマートコミュニケーションツールを検討していました。

中村氏「問題は、サインでした。日常的に使用する帳票は、関係者がサインをすることで効力を持ちます。この課題を解決するツールとして注目したのが、当社が一次協力会社として参加した大林組様の現場で使用したeYACHOです。」
廣井氏「eYACHOのシェアノート機能を利用すれば、書類の回覧や情報の周知・展開、打ち合わせのための移動などに要する手間や時間を削減できると考えました。費用対効果の高さも大きな魅力でした。」

タブレット端末の導入だけでは達成に至らなかった現場の作業時間10%削減という目標の実現に向け、2022年4月にeYACHOの導入を実施しました。

試行現場でコミュニケーションツールとして有効であることを確認し、2022年4月にeYACHOの導入を実施しました。

現場の状況を考慮し、eYACHOのスムーズな導入を実現

現場の状況を考慮し、eYACHOのスムーズな導入を実現

eYACHOの導入時に重視したのは、デジタル帳票の作成方法に柔軟性を持たせる、デジタル化に前向きに取り組みそうなスタッフが多い現場から導入するなど、現場の状況やニーズに即した手順・方法を採用することでした。

中村氏「作業指示書などの日常管理書類を足掛かりにデジタル化を行い、その他帳票のデジタル化・運用については、現場のスタッフの判断に任せています。eYACHOの機能を駆使して作成するパターンもあれば、紙の帳票をPDFファイルで取り込み、手書き機能のみで運用するパターンもあります。ベテランの方々の中には、eYACHOに慣れるまで多少時間がかかった人もいましたが、次第に慣れていって無理なく使えるようになりました。直観的に操作でき、使いやすいからだと思っています。『もう紙の帳票を使っている現場には戻れない』という協力会社の安全衛生責任者もいるほどです。」
廣井氏「前向きに進めてくれそうなスタッフが多くいる現場を選定して、最初の導入を実施しました。そうした現場からスタートしたことで、他の現場にも拡大しやすくなったと感じています。当初は紙の帳票のデジタル化は現場スタッフが行っていましたが、現在はそうした作業を橋梁ディレクターというバックオフィサーが調整・支援する体制を整備しています。」

こうした方法によってeYACHOの導入はスムーズに進み、作業指示書などの帳票へのサインや共有、時間を選ばずに共同編集が可能となり、ペーパーレス化と業務効率化の推進を実現。現在、大阪工事本部では作業指示書と安全衛生点検書を100%、eYACHOで管理しています。

自社のデータベースを使った独自の安全AI運用を展開

自社のデータベースを使った独自の安全AI運用を展開

eYACHOの導入によって帳票のデジタル化、作業効率の向上を実現した同社が、続いて取り組んだのが、eYACHOの安全AIを活用した横河の災害事例にならった独自のリスクアセスメントツールの作成・運用でした。安全AIの本稼働が開始したのは、2024年4月です。

廣井氏「安全と品質の確保は会社存続の根幹の部分ですから、実施できるものは妥協なく行うと考えています。当社では過去に発生した類似災害を繰り返さないことを目的として作成した、過去に発生した災害事例に関する『類似災害防止のための過去の事故事例にある遵守項目一覧』というデータベースを有しています。そのデータから作業手順書を作成する際のリスク抽出や、手順書の審査時に遵守すべき最重要項目の確認に利用しているのが、安全AIです。抽出したリスクに関する情報は、協力会社にも共有します。」
中村氏「橋梁工事や鉄骨工事における当社の災害事例、および厚生労働省が公表している土工事の災害事例に発生要因などを紐付けたデータを安全AIに取り込み、その作業にどのようなリスクがあるのかを評価しています。安全管理に関するルールの多くは、過去の重大災害を発端にした通達などが基本になっているので、そうした過去の事例を若手職員や派遣社員、協力会社の安全教育にも補助教材として活用している状況です。」
廣井氏「抽出したリスクに関連する当社のルールや通達などを検索して確認できることも、大きなメリットです。現場の安全を守るためのルールなどを見てもらう機会を増やすことができています。」

eYACHOでのデジタル帳票の運用方法

横河ブリッジ大阪工事本部がeYACHOを活用して運用・管理している帳票は、作業現場と店社で回覧する作業手順書や複数部門で回覧する安全衛生点検書のほか、施工計画書、設計図書、現場管理用の日常書類など多岐に渡ります。

eYACHOでのデジタル帳票の運用方法

eYACHO上で展開されている電子帳票例

eYACHO/安全AIの導入によって得られた成果

株式会社横河ブリッジ 様 株式会社横河ブリッジ 様

eYACHO、安全AIの導入・活用によって得た成果や効果について、どのように評価しているのかを話していただきました。

廣井氏「eYACHOの活用によって数多くの効果が得られたと実感しています。同一プロジェクトにおける複数に拠点がある現場の管理の円滑化が進み、元請職員や協力会社の動きを詳細に把握できるようになりました。くわえて、安全AIの導入によって当社や協力会社の職員が過去事例に向き合う機会が増え、安全に対する意識が間違いなく変わってきています。結果オーライの安全管理ではなく、適切なプロセスで安全管理に取り組むことができていると自負しています」
中村氏「どこにいても帳票を共有できるようになったことで、情報交換の質が向上したことも、eYACHO導入の成果のひとつです。また、発表者モードなどを活用することで、遠隔現場での情報共有がスムーズになったと感じています。若手の職員が自発的に見やすくて便利な帳票を作成するようになったことも、DXの推進に直結する大きな効果です。若手を対象とした社内研修では、eYACHOを使って共同で報告書を作成するといった活動を実施しています」

eYACHO導入時の数値目標としては、一人あたり1日平均15分、3%の作業時間削減を掲げていました。大阪工事本部全体にeYACHOが普及した現在、現場条件で違いはありますが、タブレットの活用とあわせて、概算で7~8%ほどの作業時間削減を達成。今後他の部署との連携や活用内容、範囲の広がりなどで、さらなる現場業務の効率化が進んでいるとのことです。

eYACHO導入とタブレット活用による作業時間削減の成果

eYACHOへの要望と今後の活用ビジョン

eYACHOへの要望と今後の活用ビジョン

最後にeYACHOの機能に対する要望、今後の活用方法についてのビジョンについて伺いました。

廣井氏「eYACHOに取り込んだ帳票の編集作業がもっと簡単にできるようになればいいなと思っています。あとは、取り込んだデータがどこに格納されているのかが一目で理解できるようになれば、必要な時にデータにアクセスして取り出しやすくなり、さらに使いやすくなるのではないでしょうか」
中村氏「私がeYACHOに搭載してほしいのは、工程作成機能です。そこまで高機能なものである必要はないのですが、簡易的に月間工程が作成できるような機能があれば、非常に便利だと思っています。また、青写真以前の将来的な活用ビジョンなのですが、グループ会社との間でのeYACHOの共同運用についての検討を始めています。たとえば当社の安全AIをグループ会社でも利用したいとなった時に、そのリクエストに対応するための体制作りをめざしていきたいです。共同運用の実現のためには、ユーザーやアカウント管理の負担が大きくならないようなサーバーの構築方法などを検討する必要があると考えています」

【お話を伺った横河ブリッジのお二人】

左:株式会社横河ブリッジ 大阪工事本部大阪工事第二部 部長 廣井宏治氏  右:株式会社横河ブリッジ 大阪工事本部大阪工事第二部 保全第一 課長 中村善之氏

左:株式会社横河ブリッジ 大阪工事本部大阪工事第二部 部長 廣井宏治氏
右:株式会社横河ブリッジ 大阪工事本部大阪工事第二部 保全第一 課長 中村善之氏

事例一覧に戻る

▲トップへ