工程の進捗をまとめ、日報を書き、翌日の朝礼資料を整える。施工管理担当者にとって、こうした報告業務は日常的に発生します。2024年4月からは建設業にも時間外労働の上限規制が適用され(※1)、現場の管理業務を進めながら、書類作成にかかる時間をどう減らすかがこれまで以上に重要になっています。とくに、現場で紙に記録した内容を事務所に戻ってパソコンへ入力し直す運用では、同じ内容を二度入力する手間が発生しがちです。
それを解決する手段のひとつが、工程報告の自動化です。 現場で一度入力した記録を、転記せずにそのまま日報・週報・月報や提出書類へつなげる取り組みを指します 。本記事では工程報告の自動化をとりあげ、結論として次の3点を導き、解説します。
- 報告業務の負担を増やす要因の一つは、紙からパソコンへの『二重入力』である
- 改善には現場で一度だけ入力し、そのデータをクラウドに集約して使い回せる流れをつくることが必要
- 全現場を一斉に切り替えるのではなく、日報や朝礼準備など対象業務を絞って段階的に移行すること