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図面を見ながらビデオ通話!
GEMBA Talkで現場と事務所の認識ズレをなくす方法

「電話で説明したのに伝わっていなかった」「事務所と現場で図面の認識がズレていた」——こうしたコミュニケーションの行き違いは、建設現場で手戻りが発生する要因の一つです。GEMBA Talkは、施工管理アプリ「eYACHO」に標準搭載されたビデオ通話機能です。図面・帳票を教諭しながら複数人で同時に書き込みつつ通話できるため、現場と事務所で認識を合わせながら打ち合わせを進めることができます。

本記事では、GEMBA Talkの基本的な使い方やシェアノートとの連携方法、阪神高速技術における実際の活用事例、さらに一般的なWeb会議ツールとの違いについてわかりやすく解説します。

図面を見ながらビデオ通話!GEMBA Talkで現場と事務所の認識ズレをなくす方法

GEMBA Talkとは——図面共有とビデオ通話を一体化した現場向け機能

GEMBA Talkは、施工管理アプリ「eYACHO」に標準搭載されたビデオ通話機能です。eYACHOの「シェアノート(複数人が同時編集できるノート)」を利用して図面や帳票、写真を共有しながら、複数人が同時に手書きで書き込みを行い、打ち合わせを進められます。。URLを発行して会議を開始する一般的なWeb会議ツールとは異なり、eYACHOのシェアノートからそのままビデオ通話を開始できる点が特長です。

最大の特徴は、通話しながら同じ図面・帳票・写真を複数人が同時に編集できることです。一般的なWeb会議ツールでも画面共有はできますが、共有した図面に参加者全員が同時に手書きしながら打ち合わせを進める用途には向いていません。GEMBA Talkでは、現場のタブレットと事務所のPCとで同じ図面を共有し、それぞれが指示やメモを書き込みながら会話を進められるため、現場と事務所の認識のズレを防ぎやすくなります。

対応OSはiOS、Windows、Androidです。iPadの待ち受け画面から直接起動することもできるため(※1)、緊急時の確認や短時間の相談にもすぐ対応することができます。

なぜ「図面を見ながら通話」が必要なのか——現場と事務所の認識ズレ問題

なぜ「図面を見ながら通話」が必要なのか——現場と事務所の認識ズレ問題

建設現場では、口頭やテキストでの説明では伝えきれない「位置」「形状」「寸法」の認識の違いが、手戻りにつながることがあります。例えば、電話で「3階の北側の壁の納まりが気になる」と伝えても、受け手が同じ図面を見ていなければ、現場の状況を正確に共有することはできません。

GEMBA Talkは、同じ図面や帳票を共有しながら、参加者全員が同時に書き込み、かつビデオ通話をすることができます。たとえば現場担当者がタブレットで「ここの寸法が図面と合っていない」と丸印を付けると、事務所側のPCにもリアルタイムで丸印が反映されます。事務所側は別の色で補足や指示を書き込めるため、口頭だけでは伝わりにくい内容も図面上で視覚的に共有でき、後からその内容を確認することもできます。

また、USBカメラ(UVC準拠)にも対応しており、iOS/Windows端末に接続すれば、配筋検査など細部を映したい場面で詳細映像を共有することも可能です(※1)。

GEMBA Talkの基本的な使い方——シェアノートから1ボタンで通話開始

GEMBA Talkの使い方は極めてシンプルです。会議URLを発行したり事前にスケジュールを設定する必要はありません。シェアノートから、次の手順で簡単にビデオ通話を開始できます(※1)。シェアノートは、図面や帳票を複数人でリアルタイムに共有し、同時に書き込みできるeYACHOの共有機能です。

  • 1.eYACHOで通話相手と共有したい図面・帳票・ノートをシェアノートとして開く
  • 2.ツールボックスのGEMBA Talkアイコン、またはメニューの「GEMBA Talkに参加」を選択する
  • 3.マイクの状態や表示名を確認し、「参加」を押して通話を開始する

シェアノートに参加していないメンバーも、呼び出し機能から簡単に招待できます。相手側はeYACHOを開いて参加ボタンを押すだけで通話に加わることができるため、会議URLの送付やコピー&ペーストといった手間は発生しません。

通話中は、マイクのミュート制御、カメラの切り替え、ギャラリービュー、音声デバイスの選択など、一般的なビデオ通話に必要な機能が利用できます。同時参加人数、同時カメラ起動台数、連続通話時間はエディション(ベーシック版/スタンダード版/プレミアム版)によって異なるため、自社の利用シーンに合わせて選択するといいでしょう。

GEMBA Talkの活用事例——阪神高速技術での3つのシーン

実際にGEMBA Talkを業務に取り入れると、どのような変化が起きるのでしょうか。阪神高速道路の構造物維持管理を担う阪神高速技術株式会社では、現GEMBA Talkを活用することで、移動時間の削減や情報共有の効率化につなげています(※2)。

  • リモート朝礼

    朝礼会場へ移動することなく、現場や事務所からそのまま朝礼に参加できる運用です。音声や映像を通じて対面と遜色のないコミュニケーションを実現し、朝礼後に事務所から現場へ移動する必要がなくなったことで、業務時間をより有効にかつようできるようになったと報告されています(※2)。

  • 遠隔検査

    GEMBA Talkとウェアラブルカメラを組み合わせることで、現場の映像と音声をリアルタイムで共有し、事務所から状況を確認する運用です。eYACHOによる図面や現場情報のリアルタイム共有を組み合わせることで、移動を最小限に抑えながら複数の現場を効率的に検査・立会できる体制が整いました(※2)。また、公共工事においては、国土交通省「建設現場における遠隔臨場に関する実施要領(案)」(令和5年3月)に基づき、段階確認・材料確認・立会などで遠隔臨場を実施するケースもあります(※3)。

  • 若手人材の育成

    従来はベテラン社員が現場へ同行して行うことが多かったOJTを、GEMBA Talkを活用した遠隔支援へと発展させた事例です。若手社員が自ら判断・行動する機会を増やし、ベテランは事務所から支援することで、複数現場への対応と人材育成を両立しています。物理的に同じ場所にいなくても「空気感まで共有できる」ことが、技術継承にも役立っているとされています(※2)。

一般的なWeb会議ツールでは代替できない理由

「同じことはZoomやTeamsの画面共有でも同じことができるのでは」と思う方もいるかもしれません。一般的なWeb会議ツールにも画面共有や注釈機能はありますが、GEMBA Talkでは図面や帳票を複数人で共有・編集しながら打ち合わせを進めるという、建設現場で求められる用途に対応した点が特徴です。

  • 1.シェアノートを共有しながら共同編集できる

    一般的なWeb会議ツールでは画面共有が中心ですが、「GEMBA Talkではシェアノートそのものを共有空間として、参加者全員が同じ図面や帳票に手書きで書き込みながら打ち合わせを進められます。

  • 2.書き込み内容をそのまま共有・保存できる

    打ち合わせ中に記入した内容はシェアノートに保存されるため、後から内容を確認したり、そのまま関係者へ共有したりできます。

  • 3.図面確認から通話までをeYACHO上で行える

    図面を開き、ビデオ通話を開始し、書き込みを行うまでをeYACHO上で一連の操作として行えるため、複数のアプリを切り替える手間がありません。タブレット1台あれば、現場でもスムーズに利用できます。

GEMBA Talk導入時に押さえておきたい3つのポイント

GEMBA Talkをスムーズに運用するためには、導入前に次の3点を確認しておくと安心です。

  • 1.利用シーンに合ったエディションを選ぶ

    eYACHOではベーシック版・スタンダード版・プレミアム版の3つのエディションを用意しており、同時参加人数や同時カメラ起動台数、連続通話時間が異なります。リモート朝礼で多人数が参加するのか、遠隔臨場で長時間通話が必要になるのかなど、想定する運用に合わせて適切なプランを選択しましょう。

  • 2.現場の通信環境を確認する

    ビデオ通話は映像と音声をリアルタイムで送受信するため、安定した通信環境が必要です。トンネル坑内や山間部など電波が届きにくい現場では、通話品質に影響する場合があります。eYACHO自体はオフラインでも利用できますが、GEMBA Talkによるビデオ通話には通信環境が必要です。

  • 3.必要に応じてカメラを併用する

    配筋や設備など細部まで確認したい場合は、ウェアラブルカメラやUVC準拠のUSBカメラ(iOS/Windows対応)を組み合わせることで、より鮮明な映像を共有できます(※1)。高解像度の映像が必要になるかどうかを検討するとよいでしょう。

まとめ

GEMBA Talkは、eYACHOのシェアノートと連携し、図面や帳票を共有しながらビデオ通話と共同編集を行える機能です。現場と事務所が同じ資料を見ながら打ち合わせを進められるため、口頭だけでは伝わりにくい内容も図面上で共有しやすくなります。阪神高速技術の事例でも、リモート朝礼や遠隔での現場確認、若手社員の育成などに活用され、移動時間の削減や情報共有の効率化につながっています一方で、導入時には利用人数に応じたエディションの選定や、現場の通信環境などを事前に確認しておくことが大切です。

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出典一覧

※1 株式会社MetaMoJi「ビデオ通話機能「GEMBA Talk」」 https://product.metamoji.com/gemba/eyacho/topic/gembatalk.html
※2 株式会社MetaMoJi「阪神高速技術、MetaMoJiの施工管理支援アプリ「eYACHO」を導入、ビデオ通話機能「GEMBA Talk」を活用し、移動のタイムロスを削減」(2025年6月25日) https://metamoji.com/jp/news/20250625/
※3 国土交通省 大臣官房技術調査課「建設現場における遠隔臨場に関する実施要領(案)」(令和5年3月) https://www.mlit.go.jp/tec/content/001594449.pdf
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【監修】eYACHO編集部

施工管理アプリ「eYACHO」は、タブレット1つで現場の記録・共有・管理を可能にし、施工管理から安全管理まで幅広い業務をサポートします。
本コラムでは、建設業界の課題解決やDX推進に役立つ情報や最新動向をお伝えします。

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