MetaMoJi ClassRoom - GIGAスクール構想 1人1台に最適なリアルタイム授業支援アプリ
 

導入事例(中学・高等学校)

星稜中学校・高等学校

授業への第一歩として始めたペーパーレス会議が短期間で浸透し成果をあげている

甲子園で活躍する野球部など多くの運動部や文化部で優れた成績を収める一方、難関大学を目指すコースの実績もある中高一貫の星稜中学校・高等学校(石川県金沢市)。同校では2018年夏に一部の教職員にiPadを提供し、MetaMoJi Share for Business(以下、MetaMoJi Share)を使ったペーパーレス会議を始めました。

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会議のペーパーレス化が目的ではなかった

星稜中学校ではすでに生徒が授業でiPadを使い始めていますが、高校の生徒には2020年度から導入される計画です。教員へのiPadの提供は、そこから逆算したものでした。

その経緯を、星稜高等学校の教務課長でICT全般を担当している今坂博光教諭は「教員がタブレットに慣れていなくては、授業で使うことはできません。そこで生徒に導入する前にまず教員が使い慣れていこうと、2018年夏に一部の教職員に対してiPad ProとApple Pencilの提供を始めました」と説明します。iPadには列車の運行状況アプリのような実用性の高いアプリも入れるなど使う機会を増やす工夫をしていて、実際にこうしたアプリも便利に利用されているそうです。

 今坂教諭は「あくまでも教員がタブレットの使用に慣れることが目的であって、MetaMoJi Shareの導入は慣れるための方法でした。会議のペーパーレス化を目指していたわけではありません」と言います。

校長をはじめ責任者やリーダーの会議でMetaMoJi Shareを使用

授業だけでなく職員会議でもiPadとMetaMoJi製品を使うことにした狙いは授業をより良いものにすることであると、永澤教諭は言います。「特に高校2年、3年を担当する教員は、iPadとMetaMoJi ClassRoomがまだ授業に導入されていないため、使う機会があまりありません。教員全員がICT化への意識を高め、iPadとMetaMoJi製品の使用に慣れることで、良い授業につなげるのが目的です」(永澤教諭)。

MetaMoJi ClassRoomとMetaMoJi Shareは、資料を共有する方法やツールなどのインターフェイスがきわめてよく似ています。したがって、どちらかに慣れれば、もう一方もほぼ同じように使いこなせます。

同校の関純彦校長は「生徒たちはICTにすでに慣れていてスピード感があります。そのため教員には、自分たちが体験してこなかった授業をすることが求められています。インタラクティブで活性化した授業ができるよう、教える技術の向上に期待しています。授業のクオリティを上げて、生徒の理解度を高めていきたいからです」と導入の背景と意図を語ります。

アナログに近い感覚で使え、教員が慣れるのに時間はかからなかった。

アナログに近い感覚で使え、教員が慣れるのに時間はかからなかった。

ペーパーレス会議は、やってみたら良かった

ノート名をルール化して、資料を管理しやすいように工夫している。

ノート名をルール化して、資料を管理しやすいように工夫している。

前述の通り、iPadやMetaMoJi Shareの導入はペーパーレス会議を目的としたものではありませんでした。しかし今坂教諭は「以前の会議のやり方で困ってはいなかったのですが、やってみたら良かった」と言います。

2018年の夏以降、責任者会、運営委員会、教科リーダー会では紙の資料はほぼなくなり、一気にペーパーレス化されました。会議資料はそれぞれの議事の発表者が作成し、MetaMoJi Shareのサーバーに転送します。導入後の約半年間で、責任者会と運営委員会の資料はそれぞれ約450ノート(※)、教科リーダー会では200ノート以上がすでに作られており、大いに活用されていることがうかがえます。教科リーダー会では模試の分析などもするため、ページ数の多い資料をカラーで共有できる利点もあります。

資料の管理については「議事1つごとにMetaMoJi Shareのノートにする、ノート名を『日付/課名/タイトル』にする、といったルールをあらかじめ決めておきました。こうすることによって、後から資料を見つけやすくなります」(須原教頭)というように、使いやすさにも配慮しています。

※ノート…MetaMoJi Shareで共有する資料のことで、多くのアプリでいう「ファイル」に相当。1つのノートに複数のページを含めることができます

会議の時間を有効に使えるようになった

会議の前に資料をサーバーに転送するため、関係者は前もって資料を確認できます。須原教頭は「私も会議の司会をしますが、以前は出席者が持参した紙の資料を見て初めて議題の内容やボリュームがわかるという状況でした。今は事前に進行や時間配分を計画し、会議の見通しを立てやすくなりました」と言います。

そのほか、準備が完了している資料をサーバーに転送しておけば、たとえば今日の会議が短時間で終わりそうなら次回に予定していた議題を今日のうちに済ませてしまうなど柔軟な対応ができ、会議の時間を有効に使えます。

資料をデジタル化し共有できるメリットも活用

状況が変わったり誤りがあったりすれば、資料はその都度更新されます。紙の資料が手元にあっても、どれが最新なのかわからなくなってしまいがちです。しかしノート名のルールをきちんと決めている上に、会議中にMetaMoJi Share上で書き込んだメモや修正箇所も共有されることから、こうした問題が解決します。会議に欠席しても、書き込みが残っている資料を読むことができます。

また、会議資料だけでなくマニュアル類や学習指導要領などもMetaMoJi Shareのサーバーに保管し、いつでも手軽に、また出張先などでも参照できるようにしています。

教員全体へ、そして授業へと歩みを進める

2019年度にはiPadが全教員に提供されます。これにより、さらに多くの会議でMetaMoJi Shareが使われる予定です。特に教員全体での会議となれば出席者は100人規模で、紙の使用枚数や資料の準備時間を相当削減できるでしょう。また、これまで毎朝、全員が集まって実施していた朝礼の廃止も検討しているそうです。「資料をMetaMoJi Shareで全員に共有すれば、朝礼を廃止できると考えています。もちろん資料を見てもらわなければ意味がないので、情報共有のあり方をこれから浸透させていきます」(今坂教諭)。iPadやMetaMoJi Shareを使う教員の数が大幅に増えることに伴い、「機密保護やアクセス権に関する運用もさらに検討を重ねたい」と須原教頭は語っていました。

同校では、リアルタイム授業支援アプリのMetaMoJi ClassRoomも試用し、導入を検討しています。MetaMoJi ShareとMetaMoJi ClassRoomの基本的な操作は共通しており、教員がMetaMoJi Shareに慣れればMetaMoJi ClassRoomは導入しやすいと考えられます。

タブレットの使用に慣れるために始めたMetaMoJi Shareによるペーパーレス会議について今坂教諭は「予想以上に浸透しました」と言います。教員が慣れることで授業に活かすという目的に向かって、確かな歩みを順調に進めているようです。

星稜高等学校 教頭 須原 東彦 氏

星稜高等学校 教頭 須原 東彦 氏

星稜高等学校 教務課長 今坂 博光 教諭

星稜高等学校 教務課長 今坂 博光 教諭

お客様プロファイル:

<本取材は2019年2月に行われました。画面キャプチャ、機能、肩書は取材時の情報にもとづきます。>

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