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材料検査・受入検査の記録を効率化!
写真付き報告書を自動生成する方法

材料検査や受入検査の報告書作成は、現場の負担が大きくなりやすい業務の一つです。紙やホワイトボードに測定値を記録し、写真をさつえいしたあと、事務所に戻ってからPCで報告書を作成する――この二度手間が、検査業務全体の効率を下げる要因になることも少なくありません。

この記事では、受入検査・材料検査における「報告書の自動生成」を、単なるAIブームとしてではなく現場に役立つ視点で解説します。先に結論をお伝えすると、受入検査報告書を効率化するには、AIによる合否判定よりも、現場で入力した記録をそのまま報告書として活用できる「電子化」と、入力内容をの仕組みを整えることが重要です。

まずは受入検査報告書を効率化する一般的な方法を整理し、そのうえで施工管理アプリ「eYACHO」で実現できることを分けて紹介します。

材料検査・受入検査の記録を効率化!写真付き報告書を自動生成する方法

材料検査・受入検査とは何か。報告書作成が現場の負担になる理由

まず用語を整理します。受入検査とは、外部から受け入れる材料・部品・製品が、規定した品質要求を満たしているかを判定するための検査です(※2)。建設現場では、この受入検査を「材料受入検査」と呼ぶことが一般的です。鉄筋・コンクリート・骨材などの搬入時に、規格・寸法・数量やミルシート(検査成績書)の内容を確認し、品質基準を満たしているかを判断します。

受入検査の目的は、不適合品を後工程に流さない「最初のゲート」を設けることです。ここで見落とすと、手戻りや是正、工程遅延につながり、後工程でより大きな負担やコストが発生するおそれがあります。だからこそ、検査の記録は正確であること、そして後から追える形で残っていることが重要になります。

一方で、現場の記録業務には構造的な負担があります。第一に、現場ではPCが使いにくいため、紙に手書きした内容を事務所で入力し直す工数が発生します。第二に、寸法や厚みといった測定値は、転記する過程でヒューマンエラーが起こりやすくなります。第三に、写真と検査記録を別々に管理すると、報告書を作成する際に照合の手間が発生します。

こうした記録業務の重さは、働き方改革の文脈でも無視できません。建設業では2024年4月1日から時間外労働の罰則付き上限規制が適用され、原則として月45時間・年360時間が上限となりました(※1)。検査記録や報告書づくりにかかる時間を削減することは、現場の残業を減らすうえで非常に重要です。

「報告書の自動生成」で実現できること・できないこと

「報告書の自動生成」で実現できること・できないこと

受け入れ報告書の自動生成は、一つの技術で実現するものではありません。効率化の方法は大きく分けて「記録の電子化」「転記・集計の自動化」「AIによる判定・読み取り」の3つの段階があり、それぞれ役割や得意分野が異なります。

1つ目は「記録の電子化」です。現場でタブレットやスマートフォンに直接入力し、紙に記録した内容を清書し直す手間を減らす段階です。比較的導入しやすく、多くの現場で効果を実感しやすい取り組みといえます。

2つ目は「転記・集計の自動化」です。一度入力した工事名・日付・現場情報や測定値などを別の帳票へ引き継いだり、日報の内容から週報・月報を組み立てたりする段階です。同じ値を何度も入力する手間や、転記ミスの削減につながります。

3つ目が「AIによる判定・読み取り」です。画像認識で外観の異常を検出したり、OCRで検査成績書を読み取ったりする技術がこれに当たります。メディアなどで紹介される“AIによる自動化”は、この領域を指すことが少なくありません。ただし、精度は学習データや撮影環境などの影響を受けるため、人による確認を完全に置き換えられるわけではありません。

受入検査の報告書づくりで多くの現場でまず効果を得やすいのは、一つ目の「記録の電子化」と二つ目の「転記・集計の自動化」です。AIによる判定・読み取りも有効な場面はありますが、対象となる品目や撮影条件などに適した運用が求められます。「自動生成」という言葉だけで判断するのではなく、自社が効率化したい業務がどの段階に当てはまるのかを整理することが、ツール選びで失敗しない第一歩になります。

写真付き受入検査報告書を効率化する一般的な進め方

ツールの種類を問わず、写真付きの受入検査報告書を効率化する流れには共通する手順があります。ここでは、特定の製品に依存しない一般的な進め方を紹介します。

第一に、検査様式をテンプレート化します。自社が使っている受入検査表・チェックシートを、入力欄・チェックボックス・写真貼り付け枠を持つデジタル帳票に整えます。ゼロから設計するより、既存様式を踏襲したほうが現場に定着しやすくなります。

第二に、現場で記録します。搬入時にその場で測定値・判定・所見を入力し、検査箇所の写真を帳票に貼り付けます。記録と写真を一体で管理することで、報告書作成時の照合作業を減らせます。

第三に、工事名・日付などの共通項目や測定値を関連帳票へ引き継ぎ、必要に応じて判定結果や累計値を集計します。

第四に、報告書を出力と共有します。完成した報告書をPDFなどで出力し、元請会社や発注者への提出や社内承認に利用します。複数人で分担入力できれば、報告書の取りまとめにかかる時間も短縮できます。

この四つの工程を少ないツールで完結できるほど、受入検査報告書の作成は効率化しやすくなります。

施工管理アプリ「eYACHO」で受入検査報告書を効率化する方法

ここからは、施工管理アプリ「eYACHO」を主語に、上記の型を具体的にどう実現できるかを紹介します。eYACHOは2015年に大林組と共同開発された施工管理アプリで、紙の野帳をそのまま電子化する発想が原点です。MM総研の調査ではゼネコンで19%・スマートデバイスで21%の利用シェアを獲得し、いずれもNo.1となっています(※3)。

  • 既存の検査様式をそのままテンプレート化できる

    eYACHOでは、会社で長年使っているExcel帳票やPDF・紙の様式をインポートし、罫線やレイアウトを再現したまま、入力欄・チェックボックス・ドロップダウン・写真貼り付け枠を備えたデジタル帳票に変換できます。受入検査表や検査チェックシートを見慣れた様式のまま利用できるため、現場でも運用を始めやすいのが特長です。。自社で作るほか、テンプレート作成を当社にご依頼いただくこともできます。

  • 現場で手書き入力し、写真を貼り付けて、そのままPDFにできる

    eYACHOでは、紙と同じ感覚のペン入力で帳票に書き込み、検査箇所の写真や図形を貼り付けて記録を補えます。手書き入力システム「建設mazec」によりテキスト入力にも対応します。完成した帳票はPDFに出力でき、元請会社や発注者への提出にも利用できます。現場で報告書を完結させることで、事務所での再入力という二度手間を省けます。

  • 入力した値を、別の帳票に転記できる

    eYACHOには「スマートテンプレート」があり、入力した値を他の帳票に転記することができます。工事名や日付といった共通項目を一度入力すれば関連帳票に反映でき、日報の入力内容を週報・月報へ引き継いで集計することも可能です。同じ項目を何度も書く手間と、書き写しによる転記ミスを減らせます。

  • 計測機器の測定値を、帳票に直接取り込める

    受入検査では寸法や厚みなどの測定値が記録の中心になります。eYACHOでは、スタンダード版以上に搭載のBLuE連携により、対応する計測機器の測定値をBluetooth経由で帳票に取り込めます。レーザー距離計やデジタルスケール、温湿度計、塗膜厚計などが対象で、読み取り・書き取りのミスをなくし、測定値の記録までを一人で完結でき、読み取りや転記によるミスの防止にもつながります。

  • 複数人で同時に書き込み、締め作業を短縮できる

    eYACHOには「Share(シェア)機能」があり、同じ帳票や図面に複数人が同時に書き込めます。検査の分担入力や、現場と事務所が同じ紙面を見ながらの確認に活用できます。


なお、工事写真については、eYACHOでは帳票に写真を貼り付けて管理するほか、工種ごとに振り分ける工事写真自動整理機能を備えています。電子小黒板付きの工事写真(工事写真帳)にも対応します。

eYACHOの料金・プランと無料トライアル

eYACHOの料金は、利用する機能に応じて4つのプランに分かれます。いずれも税込で、最小5ライセンスからの契約です。

プラン 月額/人 年額/人 主な内容
ベーシック版 3,520円 31,680円 手書きノート・Share機能などの基本機能
スタンダード版 4,620円 41,580円 ベーシック版に加え、BLuE連携・工事写真帳・サイネージ連携など
プレミアム版 5,720円 51,480円 スタンダード版に加え、Salesforce連携など
限定ユーザー版 1,320円 13,200円 協力会社向け。導入企業が購入して配布する(単独購入は不可)

このほか、初年度のみ初期導入費として330,000円がかかります。受入検査でBLuE連携による測定値の取り込みを使いたい場合は、スタンダード版以上を選ぶ必要があります。導入前には、eYACHOは30日間の無料トライアルで機能を試せます。ただし、無料トライアルはベーシック版相当のため、BLuE連携や安全AIソリューションなどスタンダード版以上の機能は対象外です。最新の料金やプランの詳細は、必ず公式サイトでご確認ください。

導入企業の事例に見る、効率化のヒント

eYACHOの効果は、記録や情報共有を現場で完結させる発想にあります。受入検査そのものの事例ではありませんが、記録・共有業務をどう削るかという観点で参考になる導入事例を、効果と仕組みをセットで紹介します。

大林組の建築現場の導入事例では、朝礼準備の時間が約2時間から10〜20分に短縮されました。これは複数人で同じ資料に同時に書き込めるShare機能を活用した成果です。受入検査でも、複数人で検査結果を入力・共有する運用に応用できます。

東日本高速道路(NEXCO東日本)の遠隔立会の導入事例では、移動時間が約500時間から240時間へ削減されました。これはShare機能と、ウェアラブルカメラとeYACHOを組み合わせた運用による効果です。遠隔臨場(遠隔立会)では、現場へ移動せずに状況を確認できるため、立会や確認業務の効率化につながります。

導入事例は、取材時点の機能や運用方法を前提としています。現在の製品では新しい機能が追加されている場合もあるため、効果だけでなく、どの機能や運用によって実現したのかも併せて確認することが重要です。

受入検査アプリ選びで失敗しないためのポイント

最後に、受入検査の報告書づくりをデジタル化するときに押さえたいポイントを、一般的な観点から整理します。

第一に、現場で実際に使う人が使えるかどうかです。受入検査は搬入のタイミングで行うため、スマートフォンやタブレットで、その場で入力から記録まで完結できることが重要です。

第二に、自社の検査様式をそのまま持ち込めるかどうかです。あらかじめ用意されたテンプレートに業務を合わせると、現場の運用に合わない場合があります。既存のExcel・紙の様式を踏襲できる自由度が、定着を左右します。

第三に、測定値の入力方法です。手入力に頼ると転記ミスが残ります。計測機器との連携で測定値を取り込めるかは、受入検査では特に効いてきます。

第四に、出力と提出の要件です。発注者の提出様式や、公共工事であれば電子納品の要領に合うかを事前に確認します。電子納品は発注者ごとに要領が異なるため、専用ソフトとの併用が現実的な場合もあります。

受入検査アプリを選ぶ際は、「現場入力」「既存様式の活用」「測定値の取り込み」「提出形式への対応」の4点を比較すると、自社に合った製品を選びやすくなります。施工管理アプリ「eYACHO」では、スマートデバイスでの現場入力、既存様式のテンプレート化、BLuE連携による測定値の取り込み、PDF出力までを一つのアプリでカバーできます。まずは自社の受入検査表で何が再現できるかを、無料トライアルで確かめるのが確実です。

まとめ

材料検査・受入検査の報告書を効率化する近道は、AIによる自動判定だけを追い求めることではありません。現場で記録した内容をそのまま報告書として活用できる「電子化」と、入力内容を別の帳票へ引き継ぐ「転記」の仕組みを整えることが、効率化への現実的な第一歩です。現場で入力を完結できること、既存の検査様式を活用できること、測定値を取り込めること、提出様式に対応できることの4点を確認すると、自社に合った製品を選びやすくなります。

施工管理アプリ「eYACHO」では、既存のExcel・紙の様式をテンプレート化し、現場で写真や測定値を含む検査記録を作成し、関連帳票への転記やPDF出力までを一気通貫で行えます。受入検査・材料検査の記録と報告書作成を効率化したい場合は、30日間の無料トライアルで、自社の運用に適しているかを確認してみるとよいでしょう。


無料トライアルやテンプレート作成の相談や導入の問い合わせは、eYACHO公式サイトから受け付けています。
(eYACHOの30日間無料トライアルはこちら/公式サイトhttps://product.metamoji.com/gemba/eyacho//導入相談https://product.metamoji.com/gemba/message/

出典一覧

※1 厚生労働省「建設業・ドライバー・医師等の時間外労働の上限規制」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/gyosyu/topics/01.html
※2 一般社団法人 日本品質管理学会「品質管理用語(JSQC-Std 00-001)」 https://jsqc.org/wp/wp-content/uploads/2023/10/JSQC-Std-00-001_yougo.pdf
※3 株式会社MM総研「建設業の施工管理支援アプリの利用動向調査(2025年12月)」 https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=710
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【監修】eYACHO編集部

施工管理アプリ「eYACHO」は、タブレット1つで現場の記録・共有・管理を可能にし、施工管理から安全管理まで幅広い業務をサポートします。
本コラムでは、建設業界の課題解決やDX推進に役立つ情報や最新動向をお伝えします。

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