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現場監督の残業を月45時間以内に!
即効性のあるアプリ活用の業務効率化5選

「残業を減らせ」と言われても、現場の仕事は減りません。むしろ書類や報告は増える一方です。2024年4月からは建設業にも時間外労働の上限規制が適用され、原則として月45時間・年360時間を超えられなくなりました(※1)。

この記事は、原因の解説ではなく「今日から効く具体策」に振り切ってお伝えします。ポイントは、現場監督の残業の正体が「現場で終わらない仕事」にあるという視点です。現場作業のあとに事務所へ戻り、紙に書いた内容をPCへ打ち直す。この二度手間の工程を消すだけで、残業は大きく削減が可能です。

ここでは、施工管理アプリ「eYACHO」の現場での使われ方をもとに、即効性の高い5つの領域を、実際の導入事例の数字とともに紹介します。なお eYACHO は大林組との共同開発で生まれた施工管理アプリで、MM総研2025年12月調査ではゼネコン利用シェアNo.1を獲得しています(※2)。

現場監督の残業を月45時間以内に!即効性のあるアプリ活用の業務効率化5選

これまで通りでは残業削減は実現できない

建設現場での残業を減らす事を考えた際に、これまで通りのやり方を続けていても変化は望めません。ここでは、最も残業発生の温床となる業務について取り上げてみます。

着目すべきは、作業そのものより「作業のあとの処理」です。現場監督の残業の多くは、日中の現場管理ではなく、夕方以降の内業に集中します。日報・写真整理・打合せ簿・KYシートといった書類作成が、事務所に戻ってからの仕事として積み上がるからです。

ここに二度手間が潜んでいます。現場ではPCが使えないため、いったん紙の野帳に書き、事務所のPCで清書・転記する。同じ情報を二度書いているわけです。

もう一つの落とし穴が「属人化」です。キープランや打合せ簿を特定の一人しか作れない、写真整理のやり方が人によってバラバラ、といった状態だと、その人がいないと現場が回りません。結果として、できる人ほど仕事を抱え込み、残業が一部の監督に偏ります。具体策を考えるときは、この「一人に集中する構造」をどう崩すかも同時に見ておく必要があります。

つまり残業削減の本丸は、この「現場で終わらない仕事」を「現場で終わる仕事」に変えることです。紙の野帳をそのままタブレットの手書き入力に置き換え、現場で書いたものがそのまま電子帳票になってクラウドに保存される。この流れを作れば、持ち帰り作業そのものが消えていきます。

なお、上限規制には特別条項もあります。臨時的な特別の事情がある場合でも、年720時間、単月100時間未満(休日労働含む)、複数月平均80時間以内(休日労働含む)が限度で、月45時間を超えられるのは年6か月までです(※1)。例外に頼り続ける運用は長続きしません。だからこそ、日々の内業を構造的に減らす具体策が要になります。

即効性のある業務効率化5選

ここからが本題です。現場監督の残業のうち、時短インパクトが大きく、かつ着手しやすい5領域を順に見ていきます。すべて「現場で終わらせる」ための打ち手です。

5つすべてに一度に手を付ける必要はありません。自現場で「夜にまとめてやっている内業」を思い浮かべ、もっとも時間を要している作業から着手するのが現実的です。多くの現場では、朝礼準備か写真整理、あるいは立会の移動のいずれかが最初の削りどころになります。

  • 1. 朝礼・打合せ準備を「約2時間→10〜20分」に短縮する

    多くの現場で、朝礼や打合せの資料づくりが地味に時間を奪っています。キープラン(現場の平面図に作業内容を書き込んだ計画図)や作業配当表を、前日の夜や早朝に一人で作り込む。これが毎日続きます。

    eYACHO を全社導入した大林組の建築現場では、朝礼準備にかかっていた時間が約2時間から10〜20分にまで短縮されたと報告されています(※当社の導入事例より)。

    短縮の鍵になったのが、Share機能(複数人が同じ紙面に同時に書き込める機能)の活用です。従来は Excel や PowerPoint で特定の一人に作業が集中しがちでしたが、Share機能を使えば、各自が空いた時間に同じ資料へ書き込めるようになります。あわせて、朝礼資料や作業配当表をあらかじめテンプレート化しておけば、日付・現場名・作業者名などの共通項目を毎日ゼロから作り直す必要がなくなります。

    朝礼そのものも変わります。eYACHOはデジタルサイネージや大型モニターと連携でき、作成した資料をそのまま投影できます。100名規模の朝礼でも、手元の端末で拡大しながら全員に伝えられ、紙を人数分印刷して配る手間も不要です。

  • 2. 写真整理の「持ち帰り作業」をなくす

    工事写真の整理は、現場監督の残業の典型です。現場で撮った大量の写真を、事務所で台帳に貼り付け、黒板情報を手入力していく。この作業を夜にまとめてやると、それだけで数時間が消えます。

    ここを変えるには、撮影と同時に整理まで終わらせる仕組みの構築が効果的です。eYACHOでは、撮影した写真がそのまま工事写真台帳に自動で紐づき、電子小黒板の情報も手入力なしで記録されます。現場で撮った瞬間に整理が終わっているイメージです。安全パトロールでも、eYACHO上で不具合箇所の写真にその場で丸囲みや矢印、コメントを手書きで加え、そのまま是正指示として共有できます。

    「あれはどこの写真だっけ」と後から探す時間も、現場で位置情報やピンを付けておけば消えます。整理という“あとでやる仕事”を、撮影と同時に終わらせるのがコツです。

  • 3. 移動・立会を「現場に行かずに」完結させる

    複数現場を掛け持つ現場監督にとって、移動時間は見えにくい残業の原因です。立会のたびに事務所と現場を往復し、前後に待機時間も発生します。

    東日本高速道路(NEXCO東日本)の遠隔立会の事例では、立会のための移動時間が約500時間から240時間に削減されたと報告されています。この事例では、ウェアラブルカメラとeYACHO、そしてShare機能による情報共有が活用されました(※当社の導入事例より)。

    遠隔臨場(現場に行かず映像と通話で検査・立会を行うこと)は、国土交通省の実施要領でも運用方法が整理された手法です。eYACHO のビデオ通話機能 GEMBA Talk は、同じ図面や帳票を見ながらその場で書き込めるため、こうした遠隔臨場(遠隔立会)を支える手段として活用できます。書類を印刷して送り返す手間もなくなります。

    移動は「減らす」より「行かない選択肢を持つ」ことが効きます。すべての立会を遠隔にする必要はなく、行かなくてよいものを遠隔に振り分けるだけで、月10〜20時間規模の移動時間が浮いた事例もあります。

    同じ発想は、協力会社やJV(共同企業体)との情報共有にも使えます。離れた場所にいる協力会社とも、同じ図面を見ながら通話で打ち合わせれば、わざわざ集まる必要が減ります。eYACHOには協力会社向けの低価格ライセンスがあり、元請が購入して協力会社に配布でき、現場が変わっても使い回せます。現場一体で同じ画面を見る運用にすると、「言った・聞いていない」の行き違いも減り、手戻りによる残業も抑えられます。

  • 4. 日報・帳票の「二度手間入力」を断つ

    日報・週報・月報を別々に作っていませんか。同じ作業内容や工事名・日付を、帳票ごとに何度も書き写しているなら、そこが削りどころです。

    eYACHO のスマートテンプレートは、日報に入力した作業内容や工数を週報・月報へ自動で集計・転記します。月末にまとめて締める作業が、日々の入力の積み重ねで自動的に仕上がっていきます。

    さらに eYACHOのShare機能を使えば、1枚の日報やチェックシートを複数人で手分けして同時に埋められます。誰か一人が全員分を集約して待つ、という締め作業がなくなります。eYACHOなら、長年使ってきた Excel の帳票フォーマットをそのまま取り込んでテンプレート化できるため、現場のやり方を変えずに二度手間だけを消せるのが現実的な利点です。

    転記をなくすことは、残業削減だけでなく、書き写しミスの防止にもつながります。

  • 5. KY活動・安全書類の作成負担を軽くする

    毎朝のKY活動(危険予知活動)やリスクアセスメントの書類づくりも、考えて書く時間がかさみます。とくに法令改正が頻繁な安全分野は、最新の知見を調べながら記入する負担が大きくなりがちです。

    eYACHO の安全AIソリューションは、作業内容や現場の写真を入力すると、21種類の安全関連法令と31種類の通達・ガイドラインをもとに、現場の状況に応じて関連度の高い潜在リスクと対策を動的に提示します。ベテランでも見落としがちなリスクを補い、若手でも一定水準のKY活動を行えるようになります。なお、安全AIソリューションはスタンダード版以上で利用でき、無料トライアル(ベーシック版相当)では利用できません。

    「考えて書く」時間をAIが下支えすることで、朝礼準備の短縮ともあわせて、午前の立ち上がりにかかっていた負担を圧縮できます。安全の質を落とさずに作業時間だけを減らせる点が、この領域の価値です。

「ツールを入れたのに残業が減らない」を避ける現場の勘どころ

ここまでの5領域は、いずれも特別な発想ではありません。それでも成果に差が出るのは、導入の進め方に理由があります。

最大の分かれ目は「現場で実際に使う人が使えるか」です。現場ではPCが使えません。スマホやタブレットで手書きが完結するか、その書き味が紙の野帳と同じ感覚かどうかが、定着を大きく左右します。ベテランほど紙の慣れがあるため、ここでつまずくと運用が止まります。eYACHO がスマートデバイス利用シェアNo.1を得ている背景には、この“紙と同じ書き味”へのこだわりがあります(※2)。

進め方にもコツがあります。最初から全社・全現場に広げず、意欲のある担当者と1〜2現場でテスト運用し、テンプレートや運用ルールを整えてから広げる。いわゆるスモールスタートです。eYACHO は最小5ライセンスから始められ、30日間の無料トライアルで実運用を先に検証できます。

もう一つ、トンネル坑内や山間部など電波が届きにくい現場では、オフラインで入力でき、電波が戻ったときに自動同期できるかも確認しておきたいポイントです。現場が止まらない設計かどうかが、長く使えるかの分かれ目になります。

残業削減を一過性で終わらせない——標準化で「人に依存しない現場」へ

5つの具体策で内業を削れても、やり方が人によってバラバラのままでは、また別の誰かに負担が偏ります。残業削減を一過性で終わらせないために、最後に押さえておきたいのが「標準化」の視点です。

ここで効くのが、帳票テンプレートの共有です。ベテラン監督の作り込んだ日報やチェックシートをテンプレートとして全員で使えるようにすれば、経験の浅い若手でも同じ品質で書類を仕上げられます。属人化していたノウハウが、現場の共通の型になります。

人手不足と技術伝承の課題にも、この標準化は効きます。若手が一人で抱え込んで残業する代わりに、eYACHOのShare機能で上司やベテランと同じ帳票・図面をリアルタイムに共有し、その場で助言をもらう。離れていてもビデオ通話で現場の状況を見せて相談する。こうした使い方は、若手のOJT(現場での実地教育)を兼ねながら、結果として残業の偏りを減らします。

残業削減を「個人の頑張り」に頼ると、長続きしません。誰がやっても同じように回る現場へ——標準化は、その土台をつくる地味でいて本質的な一手です。

残業削減を「続ける」ために——効果を数字で見える化する

具体策は、続いて初めて意味を持ちます。続ける仕組みとして有効なのが、効果を数字に置き換えることです。

たとえば「朝礼準備 約2時間→10〜20分」「立会の移動時間が月10〜20時間減」といった削減を時間で記録し、アプリの月額利用料(施工管理アプリは1人あたり月数千円が一つの目安です)×人数と、削減時間×時給を並べて回収月数を試算します。月数千円のコストに対して月10時間以上の残業削減が出れば、数か月で回収できる計算になります。

この試算は、社内稟議を通すうえでも効きます。同業・同規模の導入事例とあわせて示せば、2024年問題への法令対応という文脈とも結びつき、投資の必要性を説明しやすくなります。数字で示すことで、現場の頑張りに頼らない、続く残業削減の土台ができます。

まとめ

現場監督の残業削減の具体策は、原因を並べることではなく「現場で終わらない仕事を現場で終わらせる」一点に集約されます。朝礼準備、写真整理、移動・立会、帳票の二度手間入力、KY・安全書類。この5領域は時短インパクトが大きく、着手もしやすい打ち手です。

大林組の朝礼準備の短縮(約2時間→10〜20分)や、NEXCO東日本の移動時間の削減(約500→240時間)のように、現場で手書きを完結させる仕組みは、月45時間以内という上限規制への現実的な答えになります。まずは自現場で削れそうな1領域から、無料トライアルで試してみてください。

eYACHO の機能詳細や、現場別の導入事例、料金資料は、MetaMoJi の公式サイトから確認・ダウンロードできます。30日間の無料トライアルや導入相談も受け付けています。自社の現場でどこまで残業を減らせるか、まずは1現場で検証することをおすすめします。

出典一覧

※1 厚生労働省「建設業・ドライバー・医師等の時間外労働の上限規制」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/gyosyu/topics/01.html
※2 株式会社MM総研「施工管理支援アプリは働き方改革関連法の適用後も導入が進み、建設業全体の利用率は4割強に上昇」(2025年12月調査) https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=710
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【監修】eYACHO編集部

施工管理アプリ「eYACHO」は、タブレット1つで現場の記録・共有・管理を可能にし、施工管理から安全管理まで幅広い業務をサポートします。
本コラムでは、建設業界の課題解決やDX推進に役立つ情報や最新動向をお伝えします。

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