MetaMoJi ClassRoom先生 授業例
【高2 数学】平面上のベクトル・ベクトルとその演算
大分県 大分県立臼杵高等学校 菅淳司先生
■ 単元目標
力や速度などのように、向きと大きさをもった量を有向線分で表し、その向きと大きさの同じ有向線分の集まりとしてベクトルを捉え、理解させる。そして、平面上と空間のベクトルについて、その演算法則、成分表示ね内積、位置ベクトルなどの指導を通して、これらの簡単な応用ができるようにする。特に位置ベクトルの意味を明らかにし、そのもつ意味を理解させ、直線や円についてベクトルを基にして考える。
■ MetaMoJi ClassRoom を導入した利点と成果
従来の板書・ノート型の授業の場合、ベクトルの加法・減法のもつ図形定期な意味は理解しにくかった。電子黒板等の利用によって視覚的に把握はできるようになったものの、自分で操作して感覚的にも理解することには時間もかかった。
MetaMoJi ClassRoomを利用すると、ベクトル(矢印)が正確に描け、その平行移動や逆ベクトルの作成が容易であり、各自の操作によってベクトルの概念をしっかりと理解できた。
■ 学習活動
1.提示問題
ベクトルの減法の概念を説明後、(1)を使用して操作方法(逆ベクトルの作成・ベクトルの平行移動)を説明して、(2)~(4)を図示するように指示。
2.生徒の活動
自分で操作を行う生徒や相互に操作を見せ合いながら操作を確認していた。
従来の「結果のみ」をノートに描いた図形から確認することよりも、概念理解が深まった。
3.生徒の解答
考える過程で用いる逆ベクトルと答えとなる差のベクトルを異なる色で表現し、一目で何をしているのかが視認できる。また生徒によっては「点線」もうまく使い表現しており、わかりやすく表現している。
板書は(内容によっては)写真撮影してMetaMoJi ClassRoomに貼り付けることも許可しているので、左下のような図(写真)が入るため、重要事項がわかりやすくなる。