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MetaMoJi ClassRoom先生 授業例

【高2 ホームルーム活動】学習記録 -コース一丸で生徒とやりとり-

福岡県 福岡工業大学附属城東高等学校 安部伊織先生

■ 単元目標

・日々の生活、学習について記録することで、定期考査や模試ごとに振り返り、分析をし、学習の質を高める。
・学校生活を送るにあたって発生する様々な悩みについて教員とやりとりをし、豊かな自己実現を目指す。
・Microsoft Teamsに、教科連絡はじめ、様々な部署からあふれる情報をメモするなどし、適切に管理、精査することができる。

■ MetaMoJi ClassRoom を導入した利点と成果

・以前は冊子で行っていたものを、MetaMoJiで行うことで、回収の手間が省け、肉体的疲労が軽減された。
・いつでも時間のある時に確認することができるため、返却するまで生徒の手元にないといった心配が必要ない。
・同じコースの担任団、教科担当も確認ができるため、生徒の現状を複数の教員で共有でき、いい意味で距離が縮まった。
・上記の通り、担任以外の教員も含め、クラスという壁を越え、コース全体で126名の生徒と一日で双方向でのコミュニケーションが可能になった。

■ 学習活動

1.Microsoft Excelで、作成したものを配信。

Microsoft Excelで、作成したものを配信。

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添付写真がそのシートである。5教科の学習記録を書く欄が中心にあり、その時間の合計と、週の累計を記録するようになっている。また、1日の反省欄を設け、勉強に限らず思いを書くよう指示している。左側には、配信の境目としている、「進研模試」「定期考査」までのカウントダウンを表示し、メモ欄として自由に使うよう促した。累計の「1500」とは、1週間の目標勉強時間数(分)であり、部活動や課外活動により各々異なる日常の中で、コース共通の目標として達成を目指している。

2.1日の振り返りを記入させる。

敬意の方向を明らかにする。(ペア)

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敬意の方向を明らかにする。(ペア)

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添付写真が実際に生徒が記入したシートである。書き方や使い方については特に指示をしていなかったが、我々がメモ欄として用意したところを「to do リスト」として活用する生徒や、教科担当の教員に向け教科の質問を投げかける生徒もいるなど、使い方は様々である。逆に教員側からメモ欄に数学の問題が記載されたこともあり、掲げた自己実現のためのケアがなされている。
※実際のシートなため、個人情報が垣間見えるようなシートは添付しておりません。

3.振り返りを行う。

敬意の方向を明らかにする。(クラス)

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添付写真は別の生徒のシートである。「進研模試」「定期考査」を節目に、自身の学習を振り返る機会を設けている。累計学習時間はクラス間で比較し点数との相関図を作成するなどしている。
どの活動も、コースで足並みを揃え、温度差をなくすよう心掛けている。
※実際のシートなため、個人情報が垣間見えるようなシートは添付しておりません。

4.書き方を共有する。

敬意の方向を明らかにする。(クラス)

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生徒個々のプライベートや悩みが書かれることも多いため、あくまでも教員と生徒個人のコミュニケーションツールとして活用しているが、上記の通り様々な活用例があったため、内容を精査したうえで、また、名前を伏せたうえで、廊下に掲示を行った。
※「礎」とは本学習記録の名称です。

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