MetaMoJi ClassRoom先生 授業例
【高2 国語】『大鏡』-道長と伊周の競射-①
福岡県 福岡工業大学附属城東高等学校 安部伊織先生
■ 単元目標
敬意の方向、登場人物の心情を読み解く活動を通して、登場人物である道長の人物像を掴むことを目標とする。
■ MetaMoJi ClassRoom を導入した利点と成果
・敬意の方向を学ぶにあたり、古典が苦手な生徒にとってはなかなか一人では自信をもって答えることができなかった。そこで、ペアワークを潤滑に行うこと、また、本作品に非常に多い敬語動詞の答え合わせ、発表を瞬時に行えるよう、MetaMoJi ClassRoomの個別学習ページとクラス学習ページを使い分けながらワークを行った。
・登場人物は多くないため、敬意の方向のワークの中でも、同じこと(道長・道隆等)を何度も記入することとなった。そこで、コピー&ペーストを使い、確実に回答はさせながらも、記入の負担、時間を大きく削減することができた。
・クラス学習ページを使うことで、誰が苦手なのかが瞬時にわかり、得意な生徒が駆け寄るなど、お互いの進行状況を把握することができ、教え合いの空間を生むことができた。
■ 学習活動
1.敬語動詞を見つける。
辞書を用い、本文に登場する敬語動詞全てに印を付けさせた。この活動はペアで行い、教科書に直接記入をさせた。
2.敬意の方向を明らかにする。(ペア)
MetaMoJi ClassRoomに配信したワークシートを使い、活動1の答え合わせを行った。
その後、同じペアで全敬語動詞(助動詞)の敬意の方向を明らかにさせた。
この活動は個別学習ページで行った。
3.敬意の方向を明らかにする。(クラス)
MetaMoJi ClassRoomに配信された同じワークシートに出席番号を割り振り、自身の番号が書かれた箇所に解答を書かせた。
その際、自分の左隣の解答があっていれば〇、不安があれば△を書くように指示をした。
この活動はクラス学習ページで行った。
4.全体でのまとめ。
概ね正解していたため、難易度の高い箇所のみ黒板を使い解説を行った。
個別学習ページとクラス学習ページを見比べさせ、自己採点をさせた。
※画像は、ペアワーク中の様子である。