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MetaMoJi ClassRoom先生 授業例

【高2 国語】『ネットが崩す公私の境』黒崎政男

福岡県 福岡工業大学附属城東高等学校 安部伊織先生

■ 単元目標

本文構成図を作成するグループワークを通して、筆者の論の展開を構造的に読み解く力を身に付けることを目的とする。

■ MetaMoJi ClassRoom を導入した利点と成果

本校の方向性として、「紙を使わない」というものが定められ、本来であれば模造紙を利用し皆で書き込む形を想定していたものを、MetaMoJi ClassRoomによる活用に改めたものである。

結果として、他クラスで行った同単元の進捗を共有しながら授業が展開できたため、コース所属の全生徒がお互いの成果を確認しながら良い点を吸収し、自分のノートに反映させることができた。

ネット上のフリー素材の活用や、アイテムを利用することで、文字だけではない視覚的な情報を多く取り入れることができ、「いかにわかりやすくまとめるか」という点において、紙や手書きの絵では非常に時間を要する活動を短時間で行うこともでき、単元が嫌に間延びすることもなかった。

毎時間のまとめは、その授業における最優秀作品を「みんなに見せる」で共有し行ったため、生徒の活動成果を十分に活用でき、文字が小さくて読めないなどといった発表上のトラブルもなく、ただ純粋にまとめた内容を評価しあえる環境がそこにはあり、大変有意義な時間となった。

■ 学習活動

1.本文を音読する。

本文を音読する。

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初回授業だったため、音読を行い、語句の読み・意味について確認を行った。
また読み込みながら「個人レイヤー」に本文への書き込みを随時行わせた。

2.形式段落の内容を大まかにとらえる。

形式段落の内容を大まかにとらえる。

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意味段落をとらえさせるために、形式段落に上限20字でタイトルを付けさせた。この活動はあらかじめ設定をした「グループ」で行った。
活動は3人一組で行い、話題の転換を見つけることを意識させた。
また、随時「個人レイヤーにて本文のPDFに書き込みをさせながら行った。

3.形式段落を意味段落で分ける。

形式段落を意味段落で分ける。

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2の活動で得たタイトルをもとに、形式段落を意味段落ごとにグループ分けをさせた。
問いかけや逆接の言葉に着目させ、話題の転換をとらえさせた。

※授業風景の写真を載せたのですが、別の単元を扱っている写真です。
班構成や風景事態に変わりはないので、雰囲気が伝わればと使用させていただきました。

4.一つ目の意味段落を構成図にする。

一つ目の意味段落を構成図にする。

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1学年時に学習をした『水の東西』の構成図を例として提示し、それを参考にしながら本作品の構成図を作成させた。
同時に、写真の挿入やアイテムの挿入方法をつかませ、視覚的に訴えかけるものになるよう指示をした。
この活動は先ほどと同じ班で行い、「グループ」での共同編集とした。
行き詰まった班や、ヒントを求める班には「×」を押すようにと指示をしたため、大きな遅れや差を出すことなく「机間巡視」を「教卓」にいながら行えた。

5.まとめ

まとめ

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うまくまとめられていた班のシートを「みんなに見せる」機能を用いて共有し、一つ目の意味段落のまとめを行った。
まとめを聞いたうえで自班のシートを訂正したい場合は宿題として行うように指示をし、二日後の授業には全班改善されたものが提示されていた。

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