MetaMoJi ClassRoom先生 授業例
【高1 その他】学年集会 SNSの使い方
岡山県 倉敷翠松高等学校 前良治先生
■ 単元目標
今年度から初めて学年主任になり、学年集会でSNSの利用について話す機会があった。その内容は全国ニュースにもなったGIGAスクール構想による1人1台端末配布のChromebookを使ったいじめ自殺問題を受け、改めてネットリテラシーについて考える機会を持つ必要性があるというものであった。急遽行ったため準備不足な点は多々あったがMetaMoJiの機能を活用することで簡単にスライドを作成でき、生徒も真剣に話を聞きネットとの付き合い方について考えることができた。
■ MetaMoJi ClassRoom を導入した利点と成果
MetaMoJiは3つの場面で活用しています。
①めくり機能
②Webページへのリンク
③PDFにした新聞記事の挿入
④アンケートの集計結果をまとめる
パワーポイントやスライドのようにアニメーションをつけることができない分、めくり機能などを使っている。またWebページやPDF形式に変換した新聞記事を読むといったNIEの要素もあり、MetaMoJiならではの使い方ができたと思う。
■ 学習活動
1.画像を挿入して生徒にイメージさせる
画像を挿入して【匿名質問箱】の特徴をわかりやすく説明した。この画像は生徒の靴箱に自分の名前が書いてある状態で鍵を掛けずに扉を開けている状態がいかにインターネットやSNS上では恐ろしいことかを説明するために用いた。
2.Webページを追加
全国ニュースにもなったGIGAスクール構想による1人1台端末配布のChromebookを使ったいじめ自殺問題の概要を説明するために、インターネット記事をWebページ追加機能を用いて引用した。生徒はこの記事を読み、Chromebookのパスワードなどの重要性やネットいじめの悲惨さを学ぶことができ、このようなことを2度と繰り返してはいけないと感じたと思う。
3.PDFにした新聞記事を追加
普段からNIE(Newspaper in Education)の一環で新聞記事を活用している。今回は「侮辱罪の重罰化」に関する新聞記事を紹介するため、PDF形式に変換したものを追加した。MetaMoJiの便利な機能としてこのPDFの追加はいつも活用している。画像として貼り付けると文字がぼやけることがあるがこの方法だと文字も鮮明でとても読みやすく、さらに拡大・縮小ができるため弱視の生徒にとっても良いと思う。
4.めくり機能で注目する箇所をわかりやすく
プレゼンテーションやスライドと大きく違う点がアニメーションが無いということだ。元々プレゼンテーションを行うためではなくノートをとることが目的なので仕方が無いが、めくり機能を使うことである程度は解決できると思う。普段は生徒がテスト前に重要ワードを隠し勉強をするための機能だがそれを活用している。
5.Googleフォームでアンケートをとり、集計結果をMetaMoJiで作成
アンケート結果をMetaMoJiでまとめ、各Classroomへ配信した。フォームの集計結果の円グラフをスクリーンショットしてその画像を追加するだけで資料を作成した。学年集会後すぐに帰りのSHR内でアンケート結果を生徒たちに伝えることができたと担任から意見をもらった。多くの生徒がSNSへの向き合い方を考えるようになったことが数字でわかり、さらに自分自身のプレゼンテーションの評価がすぐにわかることで改善に繋げることができる。