MetaMoJi ClassRoom先生 授業例
【中1 数学】ヒストグラムと度数分布多角形(啓林館 7章 データの活用)
熊本県 熊本市立植木北中学校 堀之内聖二先生
■ 単元目標
- データの分布について、度数分布表から視覚化するためのヒストグラムを作成することができる。
- データの分布について、ヒストグラムを利用して集団の特徴を比較するための度数分布多角形を作成することができる。
- 度数分布多角形を重ねて、比較・分析・判断することができる。
■ MetaMoJi ClassRoom を導入した利点と成果
ヒストグラムの作成および、そこから作成する度数分布多角形を、メタモジの図形機能を使って作成させた。
- 長方形を伸ばして作成することで、棒グラフとの違い(連続した長方形から成る多角形であること)を実感させることができた。
- 完成したヒストグラムや度数分布多角形をグループ化して重ねることができ、ワークシート上ではできない比較検討を行うことができた。
- 作業の進み具合をリアルタイムで確認できるので、作業が遅れている生徒の取りこぼしが生まれなかった。
- 他のアプリでは学習の記録が残らないが、配布したワークシート内で取り組むので、復習にいつでも活用できる。
■ 学習活動
1.度数分布表を作成する
前時に並び替えた50回のデータを、コンパクトに表す手段としての度数分布表を学習し、度数分布表を作成する。
<作業>
ノート(メタモジのワークシート)を開き、度数分布表を完成させる。
2.ヒストグラムの特徴を学んだあと、ヒストグラムの作成をする
(画像クリックで拡大)
度数分布表を可視化するための手段としてのヒストグラムを学習し、ヒストグラムを作成する。
また、棒グラフとヒストグラムの違いをおさえる。
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一般的には棒グラフは離れているが、ヒストグラムの長方形は必ず隙間なく並ぶこと、さらにその長方形(多角形)は度数を面積で表していること。
<作業>
ノート(メタモジのワークシート)の図の中の、下方に縮めてある階級ごとの長方形を、選ぶモードで縦に伸ばし、柱状のグラフを作成していく。 - できあがったヒストグラムをグループ化して、重ねることで、集団全体の様子を比較するには、ヒストグラムは不向きであることを実感させる。
3.ヒストグラムのデメリットを確認したあと、度数分布多角形を作成する
(画像クリックで拡大)
複数のヒストグラムは重ねて比較しようとしてもグラフが後ろに隠れることもあり、重ねることには不向きであることを理解し、解消する手法としての度数分布多角形を学び、度数分布多角形を作成する。
- 長方形の上の辺の中点を結ぶこと。
- 両端は横軸にくっつけること。
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ヒストグラムの面積と度数分布多角形の面積が一致していること 等を学習する。
<作業>
先に作ったヒストグラムを利用して、度数分布多角形を直線モードで作成する。 - 度数分布多角形をグループ化して重ねることで、比較検討がしやすくなることを実感する。
4.度数分布多角形を重ね、分析・判断をする
<班活動>
ヒストグラム、度数分布多角形を見ながら、どちらを選ぶか、また選んだ理由を考えさせる。
<発表>
各班の代表者が、どこに視点をおいてどちらを選んだかを発表させる。
5.まとめ
(生徒に本時の授業の感想を述べさせる形で、以下のようにまとめる)
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前時の「50回の実験結果を時系列順にそのまま並べたデータ」から、少しずつ不便さを解消するための工夫改善として、
50回の実験結果を時系列順に並べたデータ → 小さい順に並べかえたデータ → 度数分布表 → ヒストグラム → 度数分布多角形
と学習してきていること。それぞれにメリットとデメリットがあるので、目的に応じた資料の整理の方法を判断すること。

