Share for Medical ユーザー事例 | MetaMoJi

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Share for Medical

Share for Medical
ユーザー事例

日本消化器病学会 
矢島 知治 様

学会発表や講義で幅広く使える画期的なモニタリング機能を最大限に活用!

日本消化器病学会専門医で杏林大学医学部 医学教育学教室の矢島准教授は、学会で発表される際に「MetaMoJi Sharefor Medical」(以下、「MetaMoJi Share」と呼びます)を活用されています。また、ご自身が開催される症例検討会においても「MetaMoJi Share」の画期的な機能のひとつであるモニタリング機能を最大限に活かしています。矢島准教授がMetaMoJi製品を使うようになったきっかけや学会発表等でどのような使い方をされているのかお伺いしました。

複数人が書き込んだ内容が即座にわかる!

矢島准教授は 5 年ほど前から日本消化器病学会の催し等でクイズ形式の症例検討会を開催しています。練習問題として症例を提示、現病歴の情報をもとに、どんな病気が考えられるか、どんな情報を集めればよいか、などについてディスカッションを通じて考えていきます。この検討会の目的について次のように語っています。

 

「病気の知識はもちろんたくさんあったほうがよいのですが、今は情報があふれすぎていて、頭の使い方のトレーニングがされていません。患者さんの話をしっかり聞くことで、何の病気か絞り込める、それが本来の臨床医のあるべき姿だと思います。より大事なのは医者の頭をどう使うべきかであり、方法論として頭の使い方を考え、磨いてもらいたいと考えています」

杏林大学矢島准教授

検討会を開始した当初は、症例の提示や回答には紙のスケッチブックを使い、客席からも内容が観れるようにひとつひとつオーバーヘッドプロジェクターに投影する方法をとっていました。

この場合、どうしてもタイムラグが発生してしまい、それがほんの数秒でも会場が興ざめしてしまうことが難点でした。テレビのクイズ番組のような観客がリアルタイムで全員の回答を見られるようなシステムを探していたところ、MetaMoJi 製品に行き着きました。

 

「紙のスケッチブックの代わりに MetaMoJi Share を使ってみると、若い先生たちは iPad を実際に使ったことがなくてもスムーズに操作できることがわかりました。

さらに、MetaMoJi Share のリアルタイム伝搬技術とモニタリング機能により、全員の記載内容がまさしくリアルタイムでスクリーンに映し出されます。全員が同じ画面に書き込める機能を利用すると、採血データを示したスライドに基準値よりも” 高い”、” 低い” の矢印を思い思いに書き込むことができます。そんな世界があるということはものすごく衝撃的でした。

MetaMoJi Share によって、参加者や客席の興味をより引きつけ、結果としてよりたくさんのことを学べる機会となりました」

採血データについて複数人の参加者が矢印を書き込んだ画面

双方向性の学習環境の重要性

MetaMoJi Share は、個人 / グループ / 一斉などの学習形態を柔軟に切り替えることができます。また、それぞれの学習形態に応じて学習状況をモニタリングできる機能を搭載しています。

従来の講義では、一人一人の学生が何を書いているかわかりませんが、モニタリング機能を利用することにより、講義をする側は、誰がどんなことを書いているか、きちんと理解できているかなど、リアルタイムに把握することができます。

 

また、学習する側は、常に先生に書いている内容を見られているという意識を持って講義に集中し、より高い学習効果を得られることが期待できます。

「MetaMoJi Share のすばらしい点は、一方的になりがちな講義が双方向性になることです。講義中に” 先生に注目されている” ということが緊張感につながり、” 見られている” という意識を持つことは、学習する上でとても重要なことだと思います」

参加者の学習状況や回答を確認できるモニタリング画面

学会やセミナーなどでスムーズな進行を支援

日本消化器病学会で発表される矢島准教授

矢島准教授は学会発表等での症例検討会において、モニタリング機能を活用しています。

モニタリング画面では回答者全員の画面をひとつの画面に並べて表示できます。それぞれの回答状況を把握できるので、臨機応変に進行の仕方を調整することも可能です。

 

さらに、モニタリング機能と同様、MetaMoJi Share の画期的な機能のひとつに、表示する画面を発表者が自由にコントロールできるという点があります。講義モードでは発表者の画面が常に表示され、全員が同じ画面を共有します。講義モードから自由学習モードに切り替えると、参加者は自由にページをめくることができます。

症例や資料を提示するときは講義モードにしておき、回答してもらうときは自由学習ページに切り替えます。こうすると回答者が前のページの情報を振り返ることができます。元のページに戻るときに、正解を書いてある先のページを間違って表示してしまうこともあるので、矢島准教授は正解の上に塗りつぶした図形を貼っておき、正解を発表するときに図形をはがすという手法をとっています。

このように図形を簡単に挿入したり、削除したりできる点もMetaMoJi Shareの便利な点です。

主体的な参加を促進

さらに、MetaMoJi Share は学会や研修、セミナー等でも活用できる便利な機能として、チャット欄を用意しています。チャット機能を利用すると客席からも回答や質問を書き込むことができます。司会進行者であるモデレーターは時間制限のある中でスムーズな進行が求められますが、誰がどんな質問をするかは発言するまでわかりません。チャット欄に書き込まれた質問を事前に確認することで、意図した会議運営ができるようになります。

 

矢島准教授によると、回答者からこちらが望むような回答が出てこない場合もあるとのことですが、このようなとき客席の人にチャット欄に書き込んでもらえば、客席の意見を紹介することもできます。客席の人がただ聞いているだけではなく、主体的に参加できるという点もMetaMoJi Share の大きなメリットです。

症例検討会の例題

お客様プロファイル:
  • 杏林大学 医学教育学教室 准教授
  • 矢島 知治(やじま ともはる) 氏

<本取材は2016年11月に行われました。画面キャプチャ、機能、肩書きは当時の情報に基づきます。>