表に数式を入力するときに使える関数を紹介しています。
A | B | C | |
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1 | ○○工務店 | 施工 | 3 |
2 | ○○技研 | 測量 | 2 |
3 | ○○○建設 | 施工 | 4 |
数値関数 | |
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ABS関数 | 数値の絶対値を返します。 |
POWER関数 | 数値のべき乗を返します。 |
ROUND関数 | 四捨五入して指定した桁数に丸めた数値を返します。 |
ROUNDDOWN関数 | 切り捨てして指定した桁数に丸めた数値を返します。 |
ROUNDUP関数 | 切り上げして指定した桁数に丸めた数値を返します。 |
SUM関数 | 引数で指定された値の合計を返します。 |
SUMIF関数 | 引数で指定された範囲のうち、値が指定された判定条件を満たすセルの合計を返します。 |
統計関数 | |
AVERAGE関数 | 引数で指定された値の平均を返します。 |
AVERAGEA関数 | 引数で指定された値の平均値を返します。AVERAGE関数と異なり、文字列値、論理値も処理の対象 とします。 |
AVERAGEIF関数 | 引数で指定された範囲のうち、値が指定された判定条件を満たすセルの平均を返します。 |
COUNT関数 | 引数で指定されたもののうち、数値の個数を数えて返します。 |
COUNTA関数 | 引数で指定されたもののうち、空白ではないセルの個数を数えて返します。 |
COUNTIF関数 | 引数で指定された範囲のうち、値が指定された判定条件を満たすセルの個数を数えて返します。 |
MAX関数 | 引数で指定された値の最大値を返します。 |
MAXA関数 | 引数で指定された値の最大値を返します。 MAX関数と異なり、文字列値、論理値も処理の対象とします。 |
MIN関数 | 引数で指定された値の最小値を返します。 |
MINA関数 | 引数で指定された値の最小値を返します。 MIN関数と異なり、文字列値、論理値も処理の対象とします。 |
MODE関数 | 引数で指定された値の最頻値を返します。 |
STDEV関数 | 引数で指定された値を母集団の中の標本とみなし、不偏標準偏差を計算します。 |
STDEVA関数 | 引数で指定された値を母集団の中の標本とみなし、不偏標準偏差を計算します。STDEV関数 と異なり、文字列値、論理値も処理の対象とします。 |
STDEVP関数 | 引数で指定された値を母集団とみなし、その標準偏差を計算します。 |
STDEVPA関数 | 引数で指定された値を母集団とみなし、その標準偏差を計算します。STDEVP関数と異なり、文字列値、論理値も処理の対象とします。 |
テキスト関数 | |
CONCATENATE関数 | 値をつないだテキストを返します。 |
論理関数 | |
AND関数 | すべての条件の評価結果がTRUEの場合にTRUEを、それ以外の場合にFALSEを返します。 |
FALSE関数 | FALSEを返します。 |
IF関数 | 条件の評価結果に応じて、指定された値を返します。 |
NOT関数 | 条件の評価結果の反対を返します。 |
OR関数 | 条件の評価結果が1つでもTRUEの場合にTRUEを、それ以外の場合にFALSEを返します。 |
TRUE関数 | TRUEを返します。 |
IFERROR関数 | 数式がエラーとして評価される場合は指定の値を返し、それ以外の場合は数式の結果を返します。 |
三角関数 | |
SIN関数 | 引数で指定された角度のサイン(正弦)を返します。 |
COS関数 | 引数で指定された角度のコサイン(余弦)を返します。 |
TAN関数 | 引数で指定された角度のタンジェント(正接)を返します。 |
ASIN関数 | 引数で指定された数値のアークサイン(逆正弦)を返します。 |
ACOS関数 | 引数で指定された数値のアークコサイン(逆余弦)を返します。 |
ATAN関数 | 引数で指定された数値のアークタンジェント(逆正接)を返します。 |
ATAN2関数 | X軸から、原点(0, 0)と点(X, Y)を結ぶ線までの角度(ラジアン)を返します。 |
DEGREES関数 | 角度(ラジアン)を角度(度)に変換します。 |
RADIANS関数 | 角度(度)を角度(ラジアン)に変換します。 |
PI関数 | 円周率を表す数値型の値を返します。 |
SQRT関数 | 引数で指定された数値の平方根を返します。 |
検索関数 | |
VLOOKUP関数 | 行方向に指定された値を検索し、見つかった行の指定された列の値を返します。 |
引数で指定された数値の絶対値を返します。
例: | |
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=ABS(1-5) | [4]を返します。 |
=ABS(C1) | セルC1の数値の絶対値[3]を返します。 |
引数で指定された数値を、指数で累乗した値を返します。
例: | |
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=POWER(2, 3) | 2の3乗[8]を返します。 |
=POWER(C1, C2) | セルC1の値の2乗[9]を返します。 |
数値を四捨五入して、指定した桁数に丸めた数値を返します。
例: | |
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=ROUND(21.55, 1) | [21.6]を返します。 |
=ROUND(2155, -2) | [2200]を返します。 |
数値を切り捨てして、指定した桁数に丸めた数値を返します。
例: | |
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=ROUNDDOWN(21.55, 1) | [21.5]を返します。 |
=ROUNDDOWN(2155, -2) | [2100]を返します。 |
数値を切り上げして、指定した桁数に丸めた数値を返します。
例: | |
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=ROUNDUP(21.55, 1) | [21.6]を返します。 |
=ROUNDUP(2155, -2) | [2200]を返します。 |
引数で指定された値の合計を返します。
例: | |
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=SUM(C1:C3) | セルC1・C2・C3の数値の合計[9]を返します。 |
=SUM(10, C1:C3) | [10]と、セルC1・C2・C3の数値の合計[19]を返します。 |
引数で指定された範囲のうち、値が指定された判定条件を満たすセルの合計を返します。 合計範囲を指定することで、条件判定するセルと合計を計算するセルを変更することもできます。
例: | |
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=SUMIF(C1:C3,"<=3") | セルC1・C2・C3の範囲で、値が3以下のセルの合計[5]を返します。 |
=SUMIF(B1:B3,"施工",C1:C3) | セルB1・B2・B3の範囲で、値が”施工”のセルに対するセルC1・C2・C3の範囲での合計[7]を返します。 |
引数で指定された数値の平方根を返します。
例: | |
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=SQRT(4) | 4の平方根を返します。(2) |
引数で指定された数値の合計を、その個数で割った平均を返します。
例: | |
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=AVERAGE(C1:C3) | セルC1・C2・C3の数値の平均[3]を返します。 |
=AVERAGE(10, C1:C3) | [10]と、セルC1・C2・C3の数値の平均[4.75]を返します。 |
引数で指定された値の平均を返します。AVERAGE関数と異なり、文字列値、論理値も処理の対象 とします。 文字列と論理値のFALSEについては数値0、論理値のTRUEについては数値1として扱います。
例: | |
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=AVERAGEA(A1:C3) | セルA1:C3の範囲の値の平均[1]を返します。 |
=AVERAGEA(A1:C3,"調査") | セルA1:C3の範囲と文字列”調査”の値の平均[0.9]を返します。 |
引数で指定された範囲のうち、値が指定された判定条件を満たすセルの平均を返します。
例: | |
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=AVERAGEIF(C1:C3,"<=3") | セルC1・C2・C3の範囲で、値が3以下のセルの平均[2.5]を返します。 |
=AVERAGEIF(B1:B3,"施工",C1:C3) | セルB1・B2・B3の範囲で、値が”施工”のセルに対するセルC1・C2・C3の範囲での平均[3.5]を返します。 |
引数で指定された数値の個数を返します。
例: | |
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=COUNT(A1:C3) | セルA1~C3の数値の個数[3]を返します。 |
=COUNT(5, 10, A1:C3) | 指定した数値の個数[2]と、セルA1~C3の数値の個数[3]の合計[5]を返します。 |
引数で指定されたもののうち、空白ではないセルの個数を数えて返します。
例: | |
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=COUNTA(A1:C3) | セルA1:C3の範囲の値の個数[9]を返します。 |
=COUNTA(A1:C3,"調査") | セルA1:C3の範囲と文字列”調査”の値の個数[10]を返します。 |
引数で指定された範囲のうち、指定された判定条件を満たすセルの個数を返します。
例: | |
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=COUNTIF(C1:C3,"<=3") | セルC1・C2・C3の範囲で、値が3以下のセルの個数[2]を返します。 |
=COUNTIF(B1:B3,"施工") | セルB1・B2・B3の範囲で、値が”施工”のセルの個数[2]を返します。 |
引数で指定された値の最大値を返します。
数値型、日付時刻型、時間間隔型の値を処理対象とみなします。
例: | |
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=MAX(A1:A4) | セルA1~A4のの中で一番大きな値を返します。 |
引数で指定された値の最大値を返します。 MAX関数 と異なり、文字列値、論理値も処理の対象とします。
例: | |
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=MAXA(A1:A4) | セルA1~A4のの中で一番大きな値を返します。範囲に文字列がある場合、文字列は無視されます。 |
引数で指定された値の最小値を返します。
数値型、日付時刻型、時間間隔型の値を処理対象とみなします。
例: | |
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=MIN(A1:A4) | セルA1~A4のの中で一番小さな値を返します。 |
引数で指定された値の最小値を返します。 MIN関数 と異なり、文字列値、論理値も処理の対象とします。
例: | |
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=MINA(A1:A4) | セルA1~A4のの中で一番小さい値を返します。範囲に文字列がある場合、文字列は無視されます。 |
引数で指定された値の最頻値を返します。
数値型、日付時刻型、時間間隔型の値を処理対象とみなします。
※重複する値が含まれていない場合はエラー値を返します。
※最頻値が複数あった場合は最初に見つかった1つを返します。
例: | |
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=MODE(1,2,4,3,4) | 引数の中で最も多く出現した4を返します。 |
引数で指定された値を母集団の中の標本とみなし、不偏標準偏差を計算します。
数値型、日付時刻型、時間間隔型の値を処理対象とみなします。処理対象ではない値は無視されます。
例: | |
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=STDEV(A1:A4) | 範囲A1:A4を母集団の標本とみなし、不偏標準偏差[1]を返します。 |
引数で指定された値を母集団の中の標本とみなし、不偏標準偏差を計算します。
STDEV関数と異なり、文字列値、論理値も処理の対象とします。文字列型の値と論理型のFALSEについては数値0、論理型のTRUEについては数値1として扱います。
例: | |
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=STDEVA(A1:A4) | 範囲A1:A4内を母集団の標本とみなし、不偏標準偏差[1.58113883008419]を返します。 |
引数で指定された値を母集団の中の標本とみなし、標準偏差を計算します。
数値型、日付時刻型、時間間隔型の値を処理対象とみなします。処理対象ではない値は無視されます。
例: | |
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=STDEVP(A1:A4) | 範囲A1:A4を母集団の標本とみなし、標準偏差[0.816496580927726]を返します。 |
引数で指定された値を母集団の中の標本とみなし、標準偏差を計算します。
STDEV関数と異なり、文字列値、論理値も処理の対象とします。文字列型の値と論理型のFALSEについては数値0、論理型のTRUEについては数値1として扱います。
例: | |
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=STDEVPA(A1:A4) | 範囲A1:A4内を母集団の標本とみなし、標準偏差[1.49071198499986]を返します。 |
引数で指定された値を1つにつないで、テキストとして返します。
※セル参照に範囲は指定できません。1つのセルへの参照を指定します。
例: | |
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=CONCATENATE(A1, B1) | セルA1・B1の値をつないだ[○○工務店施工]を返します。 |
=CONCATENATE(B1, ":", C1+C3) | セルB1の値と[:]、C1とC3の値の合計をつないだ[施工:7]を返します。 |
引数で指定されたすべての条件の評価結果がTRUEの場合に論理値TRUEを、それ以外の場合に論理値FALSEを返します。
例: | |
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=AND(0<C3, C3<5) | セルC3の値[4]が0より大きく5より小さいため[TRUE]を返します。 |
論理値FALSEを返します。
条件の評価結果(TRUEまたはFALSE)に応じて、指定された値を返します。
例: | |
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=IF(B1=B3,"OK","NG") | セルB1とB3の値が同じ[施工]のため、評価結果が[TRUE]となり[OK]を返します。 |
=IF(C1+C3>C2,"OK","要調整") | セルC1とC3の値の合計[7]がセルC2の値[2]より大きいため、評価結果が[TRUE]となり[OK]を返します。 |
引数で指定された条件の評価結果(TRUEまたはFALSE)の反対を返します。
例: | |
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=NOT(B1=B3) | セルB1とB3の値が同じ[施工]のため、評価結果が[TRUE]となり、反対の[FALSE]を返します。 |
=NOT(C1+C3>C2) | セルC1とC3の合計[7]がセルC2[2]より大きいため、評価結果が[TRUE]となり、反対の[FALSE]を返します。 |
引数で指定された条件の評価結果が1つでもTRUEの場合に論理値TRUEを、それ以外の場合に論理値FALSEを返します。
例: | |
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=OR(0=C3, 5<C3) | セルC3の値[4]が0でもなく5より大きくもないため[FALSE]を返します。 |
論理値TRUEを返します。
数式の結果で分岐を行うことができます。
数式がエラーとして評価される場合は指定の値を返し、それ以外の場合は数式の結果を返します。
例: | |
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=IFERROR(ASIN(2),"Error") | 2のアークサインはエラーであるため、"Error"を返します。(Error) |
=IFERROR(ASIN(1),"Error") | 1のアークサインを返します。(1.5707963267949) |
引数で指定された角度のサイン(正弦)を返します。
例: | |
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=SIN(PI()/2) | π/2 のサインを返します。(1) |
=SIN(RADIANS(30)) | 30度のサインを返します。(0.5) |
引数で指定された角度のコサイン(余弦)を返します。
例: | |
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=COS(PI()/3) | π/3 のコサインを返します。(0.5) |
=COS(RADIANS(60)) | 60度のコサインを返します。(0.5) |
引数で指定された角度のタンジェント(正接)を返します。
例: | |
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=TAN(PI()/4) | π/4 のタンジェントを返します。(1) |
=TAN(RADIANS(60)) | 60度のタンジェントを返します。(1.73205080756888) |
引数で指定された数値のアークサイン(逆正弦)を返します。
戻り値は角度(ラジアン)です。
例: | |
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=DEGREES(ASIN(0.5)) | 0.5のアークサインを度で返します。(30) |
引数で指定された数値のアークコサイン(逆余弦)を返します。
戻り値は角度(ラジアン)です。
例: | |
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=DEGREES(ACOS(0.5)) | 0.5のアークコサインを度で返します。(60) |
引数で指定された数値のアークタンジェント(逆正接)を返します。
戻り値は角度(ラジアン)です。
例: | |
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=DEGREES(ATAN(1))> | 1のアークタンジェントを度で返します。(45) |
X軸から、原点(0, 0)と点(X, Y)を結ぶ線までの角度(ラジアン)を返します。
例: | |
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=DEGREES(ATAN2(1,-1)) | 座標(1, -1)のアークタンジェントを度で返します。(-45) |
角度(ラジアン)を角度(度)に変換します。
例: | |
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=DEGREES(PI()) | πを度に変換して返します。(180) |
角度(度)を角度(ラジアン)に変換します。
例: | |
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=RADIANS(180) | 180度をラジアンに変換して返します。(3.14159265358979) |
円周率πの近似値である数値 3.14159265358979 を返します。
例: | |
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=PI() | πの近似値を返します。(3.14159265358979) |
行方向に指定された値を検索し、見つかった行の指定された列の値を返します。
例: | |
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