表に数式を入力するときに使える関数を紹介しています。
数値関数 | |
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ABS関数 | 数値の絶対値を返します。 |
POWER関数 | 数値のべき乗を返します。 |
ROUND関数 | 四捨五入して指定した桁数に丸めた数値を返します。 |
ROUNDDOWN関数 | 切り捨てして指定した桁数に丸めた数値を返します。 |
ROUNDUP関数 | 切り上げして指定した桁数に丸めた数値を返します。 |
SUM関数 | 数値の合計を返します。 |
統計関数 | |
AVERAGE関数 | 数値の平均を返します。 |
COUNT関数 | 数値の個数を数えて返します。 |
テキスト関数 | |
CONCATENATE関数 | 値をつないだテキストを返します。 |
論理関数 | |
AND関数 | すべての条件の評価結果がTRUEの場合にTRUEを、それ以外の場合にFALSEを返します。 |
FALSE関数 | FALSEを返します。 |
IF関数 | 条件の評価結果に応じて、指定された値を返します。 |
NOT関数 | 条件の評価結果の反対を返します。 |
OR関数 | 条件の評価結果が1つでもTRUEの場合にTRUEを、それ以外の場合にFALSEを返します。 |
TRUE関数 | TRUEを返します。 |
*各関数の書式では、省略可能な引数を [ ] で囲んで記載しています。
*ここでは、セル参照を使った例も紹介しています。この場合、下記の表で使った場合の結果を記載しています。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | ○○工務店 | 施工 | 3 |
2 | ○○技研 | 測量 | 2 |
3 | ○○○建設 | 施工 | 4 |
*演算子の場合は、数値として扱えるテキストが数値に変換され、評価されます。
A | |
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1 | 100 |
2 | 200 |
3 |
引数で指定された数値の絶対値を返します。
例: | |
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=ABS(1-5) | 「4」を返します。 |
=ABS(C1) | セルC1の数値の絶対値「3」を返します。 |
引数で指定された数値を、指数で累乗した値を返します。
例: | |
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=POWER(2, 3) | 2の3乗「8」を返します。 |
=POWER(C1, C2) | セルC1の値の2乗「9」を返します。 |
数値を四捨五入して、指定した桁数に丸めた数値を返します。
例: | |
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=ROUND(21.55, 1) | 「21.6」を返します。 |
=ROUND(2155, -2) | 「2200」を返します。 |
数値を切り捨てして、指定した桁数に丸めた数値を返します。
例: | |
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=ROUNDDOWN(21.55, 1) | 「21.5」を返します。 |
=ROUNDDOWN(2155, -2) | 「2100」を返します。 |
数値を切り上げして、指定した桁数に丸めた数値を返します。
例: | |
---|---|
=ROUNDUP(21.55, 1) | 「21.6」を返します。 |
=ROUNDUP(2155, -2) | 「2200」を返します。 |
引数で指定された数値の合計を返します。
例: | |
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=SUM(C1:C3) | セルC1・C2・C3の数値の合計「9」を返します。 |
=SUM(10, C1:C3) | 「10」と、セルC1・C2・C3の数値の合計「19」を返します。 |
引数で指定された数値の合計を、その個数で割った平均を返します。
例: | |
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=AVERAGE(C1:C3) | セルC1・C2・C3の数値の平均「3」を返します。 |
=AVERAGE(10, C1:C3) | 「10」と、セルC1・C2・C3の数値の平均「4.75」を返します。 |
引数で指定された数値の個数を返します。
例: | |
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=COUNT(A1:C3) | セルA1~C3の数値の個数「3」を返します。 |
=COUNT(5, 10, A1:C3) | 指定した数値の個数「2」と、セルA1~C3の数値の個数「3」の合計「5」を返します。 |
引数で指定された値を1つにつないで、テキストとして返します。
*セル参照に範囲は指定できません。1つのセルへの参照を指定します。
例: | |
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=CONCATENATE(A1, B1) | セルA1・B1の値をつないだ「○○工務店施工」を返します。 |
=CONCATENATE(B1, ":", C1+C3) | セルB1の値と「:」、C1とC3の値の合計をつないだ「施工:7」を返します。 |
引数で指定されたすべての条件の評価結果がTRUEの場合に論理値TRUEを、それ以外の場合に論理値FALSEを返します。
例: | |
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=AND(0<C3, C3<5) | セルC3の値「4」が0より大きく5より小さいため「TRUE」を返します。 |
論理値FALSEを返します。
条件の評価結果(TRUEまたはFALSE)に応じて、指定された値を返します。
例: | |
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=IF(B1=B3,"OK","NG") | セルB1とB3の値が同じ「施工」のため、評価結果が「TRUE」となり「OK」を返します。 |
=IF(C1+C3>C2,"OK","要調整") | セルC1とC3の値の合計「7」がセルC2の値「2」より大きいため、評価結果が「TRUE」となり「OK」を返します。 |
引数で指定された条件の評価結果(TRUEまたはFALSE)の反対を返します。
例: | |
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=NOT(B1=B3) | セルB1とB3の値が同じ「施工」のため、評価結果が「TRUE」となり、反対の「FALSE」を返します。 |
=NOT(C1+C3>C2) | セルC1とC3の合計「7」がセルC2「2」より大きいため、評価結果が「TRUE」となり、反対の「FALSE」を返します。 |
引数で指定された条件の評価結果が1つでもTRUEの場合に論理値TRUEを、それ以外の場合に論理値FALSEを返します。
例: | |
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=OR(0=C3, 5<C3) | セルC3の値「4」が0でもなく5より大きくもないため「FALSE」を返します。 |
論理値TRUEを返します。