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MetaMoJi Note ユーザー事例

04. 塩澤一洋教授

成蹊大学法学部で著作権法などを教える塩澤一洋教授は、黒板ではなくiPad miniを使って大学での講義を行っています。
普通なら板書するような内容は、iPad miniのNote Anytimeに描き、その様子をリアルタイムにプロシェクタに表示。また資料は事前にデジタルデータとしてNote Anytimeに読み込んでおき、その画面をプロジェクタで表示するのです。 この方法、少し前までは、iPad miniからApple TV経由でプロジェクタに投影していたそうですが、最近は、Mac用アプリ「Reflector」を使い、iPad miniの画面をワイヤレスでMacBook Proにミラーリングし、MacBook Proからディスプレイケーブルで接続したプロジェクタで投影しているとのこと。 今回は、実際の授業風景の動画を見せていただきながら、弊社社長・浮川和宣と、専務の浮川初子がお話を伺いました。
成蹊大学法学部の塩澤一洋教授。iPadとNoteAnytimeで授業を進める。
授業風景動画(ダイジェスト)
塩澤一洋教授の授業風景。教室を歩きながら学生と対話を進める。
浮川和宣:(授業風景の動画を見ながら)授業で、プロジェクタとレーザーポインタを使う方法もあると思うのですが、レーザーポインタだと学生の方ではなく後ろを向いてしまうのが欠点ですね。iPad + Note Anytimeだと目線が学生を向いていて、いいですね。 新しい時代の授業の進め方だという印象を持ちます。
塩澤教授:広い黒板だと授業が書いたものがそのまま残っていますよね。プロジェクタとレーザーポインタを使うと、次のスライドを表示したら前のページはもう見えないのが欠点です。
浮川初子:授業風景を見ていると、ほんとに学生の方を向いているのですね。
塩澤教授:学生の彼らと対話しているのです。
浮川和宣:教壇の机の前、一カ所に留まっているより、歩き回る方が話はしやすいですよね。
塩澤教授:本当はもっと歩き回りたいのですが、実はここは階段教室なので、あまり歩けませんでした(笑)。それと、Wi-Fiが入らなくなると困るので、それもあって、歩く範囲が少し狭くなっています。
浮川和宣:なるほど。
弊社社長・浮川和宣。「ここまで使っていただき、ありがとうございます。」
弊社専務・浮川初子を含め、話は盛り上がり4時間半に及んだ。
塩澤教授:(動画を指しながら)今、条文の一部分にフォーカスして、また元に戻りました。全体を見て、第1条を見て、また全体を見て、次に2条に行く、ということをやっています。
浮川和宣:全体を見せながら、ということですね。
塩澤教授:
授業で使うデータは、Note Anytimeの1枚に書いておくのです。そして、これがNote Anytimeのいいところなのですが、どれだけ拡大しても、きれいに内容を表示できるので、最初は全体を見せておき、必要に応じて細部を拡大表示するわけです。
浮川和宣:はい。
塩澤教授:
全体表示して俯瞰すると、授業で今日やったことが1枚で見通せます。そして、最初に何もやっていない状況で見たときと、1コマの授業を受けた後の全体を俯瞰で見たときとを比べることによって、中身の理解、濃さが一目瞭然になるわけです。授業の前には分かっていなかったことの意味が分かるようになる。学生自身がそれを見て、成長を自覚できるのです。
浮川和宣:Note Anytimeをここまで使いこなしていただいて、実際に授業を進めるのに使っていただいていることがよく分かりました。ありがとうございます。
「授業内容を1枚に書いておき、全体を俯瞰しつつ、一部を拡大して詳細を説明しています。これがNote Anytimeのいい点ですね。」
塩澤教授の新しい授業のやり方を眼のあたりにして、私たちがやっていることは、「コンピュータのアプリ作り」だけではないな - と感じました。自分の手の中にすっぽり入り、授業の進行と共に自由自在にガイドをする知的コントローラとでも言うのでしょうか?
また、タブレット&スマートフォンは、利用方法、利用技術の世界が、さらに大きく拡がっていくと思っています。強い想いを持った利用に、知的に適応するべくアプリも革新的に進化させていければと願っております。
浮川初子