MetaMoJi ClassRoom先生 授業例
【小5 理科】台風と天気の変化
香川県 観音寺市立観音寺小学校 高谷浩輔先生
■ 単元目標
雲の量や動きに着目して、それらと天気の変化とを関係付けて、天気の変化の仕方を調べる活動を通して、それらについての理解を図り、観察などに関する技能を身に付けるとともに、主に予想や仮説を基に、解決の方法を発想する力や主体的に問題解決しようとする態度を育成する。
■ MetaMoJi ClassRoom を導入した利点と成果
・ノートに張っていくのと違い、簡単に画像を貼り直すことができ、児童の思考が深まった。
・グループやクラス全体での交流が簡単にでき、児童の学習への意識の継続となった。
・グループ内で共有させて書きこみをさせた。簡単に書いたり消したりできるので、意見が活発に出た。
・グループやクラスでの共有は、新型コロナ感染症の防止からも有効であった。
・タブレットの利用で、子どもたちの興味を引きつけ、座席の前後の違いで伝達できる情報量に差異がなくなった。
・モニタリング画面の監視により、生徒の理解度の把握が授業中にできるようになった。
■ 学習活動
1.前時の振り返りをする
台風について発表したことを思いだし、知っていることを発表しよう。
2.本時の課題を考える
前時には、台風の動きについて分からないことがあったので、今日は台風がどのように動いているのかを考えよう。
3.気象衛星の雲画像から、台風の進路を考える
先生が配ってくれた4枚の写真を、日にち順に並べよう。
・Air Dropで教師機から児童機に日にちを隠した雲画像を送信する。
<作業>
個別学習ページで、画像をワークシートに貼り付け、順序よくなるように動かしていく。
全員ができたら、グループ学習ページにし、グループの中でどのように考えたのかを発表し合う。
考えがまとまったら、グループの代表が[発表者]になり、意見を発表する。
4.台風の進路図から、雲画像の動きを確かめる
台風の進路図を、雲画像の下に並べてみよう。
台風の進路と台風の雲の位置とが合っているかな。
・日にちの書いてある台風の進路図をAir Dropで児童期に送信する。
<作業>
個別学習ページで、進路図をワークシートに貼った雲画像の下に貼り付け、順序が合っているか確認する。
教師はモニタリングしながら、困っている児童に助言する。
5.分かったことや感想をまとめよう
グループの代表は結果を発表しよう。
・だんだん北東に動いていった。雲写真でも雲の塊の中心部分は北東に動いている。
・春の頃の雲の動きとは違う。
・もっとよく、台風のことが知りたくなったよ。
<作業>
グループ学習ページのモニタリング画面から、それぞれのグループを長押しして、[みんなに見せる]を選択する。