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MetaMoJi ClassRoom先生 授業例

【小5 理科】もののとけ方

東京都 聖学院小学校 続橋みなみ先生

■ 単元目標

・物が水に溶ける量や様子に着目して、水の温度や量などの条件を制御しながら、物の溶け方の規則性を調べる活動を通して、それらにもとづいての理解を図り、観察、実験などに関する技能を身につけるとともに、主に予想や仮説を基に、解決の方法を発想する力や主体的に問題解決しようとする態度を養うことができるようにする。

■ MetaMoJi ClassRoom を導入した利点と成果

・教師が児童の画面をモニタリングできるので、児童一人ひとりの作業の見える化ができる。
・見える化ができることにより、必要とされる児童への支援が容易になる。
・児童は、自分や友達の考えをMetaMoJi ClassRoomを見るだけでリアルタイムで把握できるようになる。
・実験の結果を班やクラス全体に写真や動画で視覚的にも共有できる。
・教師の設定一つで、一斉学習、個別学習、クラス学習が容易にできる。児童は、一つの画面で異なった形態の学習ができるので戸惑わない。
・条件制御したり、比較しながら、実験後に班で結果、考察を考える事ができる。
・発表の際も結果を伝えやすい工夫として、写真、動画、文章を使い分ける事ができる。

■ 学習活動

1.水溶液に溶けているミョウバンは取り出す事ができるのだろうか予想する

水溶液に溶けているミョウバンは取り出す事ができるのだろうか予想する

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★個別学習ページ

「水溶液に溶けているミョウバンはとりだすことができるのだろうか。」
(前時までに食塩水から食塩を取り出す実験を行なっており、その際取り出す方法として、[ア]水の量を減らす(蒸発させる)[イ]水溶液の温度を下げる この2つで実験をしている。)

手順は以下の3点をを説明する。
 ・ミョウバンも食塩と同じ結果になるのか予想して、記入する。
(食塩は蒸発:取り出せる 冷やす:取り出せない)。
 ・この後実験手順や注意事項を説明する。
 ・実験の写真や動画を撮る人、マッチで火をつける人など役割を決める。

2.実験の説明、実験

実験の説明、実験

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★一斉学習ページ
実験の操作手順、注意事項を伝える。

3.班で結果をまとめて、発表する

班で結果をまとめて、発表する

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★グループ学習ページ
 ・実験結果の写真を蒸発、冷やしたところの欄に貼り付ける。
 ・この結果から、班で実験から分かったことを話し合い記入する。
 ・教師はMetaMoJi ClassRoomのモニタリングをして、児童の作業の進み具合を見守る。
 ・意見がまとまったら、発表者を選んで発表する。

「蒸発させた時は白い結晶がでてきました。冷やした時も、しばらく時間が経ってから白いふわふわとしたものが試験管の中に出てきました。今回の実験からミョウバンは蒸発させても、冷やしても溶かした水溶液から取り出す事ができると言う事がわかりました。」  

4.まとめ、振り返り

まとめ、振り返り

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★個別学習ページ

『この実験で分かった事をまとめます、振り返りをしましょう。』

 ・「水溶液に溶けているミョウバンを取り出す事はできるのだろうか」を各自まとめる。
 ・終わったら、振り返りを書かせる。
 ・自分は今回の学習から何が分かったのか何ができるようになったのか書けるようにする。

まとめ
「水の量を減らすと(蒸発)食塩、ミョウバンを取り出す事ができる。温度を下げると、食塩はほとんど取り出せないが、ミョウバンは取り出す事ができる」

振り返り
「水を蒸発させると、食塩もミョウバンも取り出す事ができて、温度を下げると、ミョウバンだけ取り出せる事がわかった。前回の実験で水の温度を上げた時にミョウバンをたくさん溶かす事ができたが、食塩の溶ける量はあまり変わらなかったので、ミョウバンは温度によって溶ける量が変わるのだと思った。他のものの溶ける性質についても知りたいと思った」  

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