MetaMoJi ClassRoom先生 授業例
【小4 国語】白いぼうし
大阪府 関西創価小学校 山本正博先生
■ 単元目標
様子や行動、気持ちや性格を表す語句の量を増やし、話や文章の中で使い、語彙を豊かにすることができる。
登場人物の行動や気持ちなどについて、叙述を基に捉えることができる。
文章全体の構成や内容の大体を意識しながら音読することができる。
■ MetaMoJi ClassRoom を導入した利点と成果
・PowerPointやWordのデータから授業ノートが作成でき、紙への印刷にかかっていた時間を短縮できた。
・「生徒同士で見られる」の機能を使うことで、初発の感想や出てきた疑問について、友達の意見をリアルタイムで共有できる。
・本文をバラバラに分け、筋道立てて並べ替える学習では、「個別レイヤー」の機能を使うことで配布後に子どもがドラッグ＆ドロップして並べ替えることが可能。パズルのような操作で、子どもたちはゲームのように楽しんでいた。
・教科書の全文を一度に読むことが難しい子どもに対する支援として、特に重要な文だけを選び出し、カード形式にして提示することができる。
・「モニタリング」の機能により、作業が進んでいない子どもをすぐに見つけて声をかけることができた。
■ 学習活動
1.初発の感想を書きこみ、共有する。
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PowerPointで作成したPDFを授業ノートとして配信し、初発の感想を書き込ませる。手書きでの記入も可能だが、すでにタイピングが得意な児童は「文字」アイコンを使ってキーボードで入力する方法を好んでいる。
子どもたちが書き込みを始めてしばらくしたら「モニタリング」機能を使って進捗状況を確認する。進んでいる児童には遠くから「すごいね」と声をかけ、なかなか進まない児童には、そばに行って直接声をかけてサポートをする。
ある程度書き込めた段階で、「生徒同士で見られる」機能を活用し、友達の意見をリアルタイムで共有をした。
2.「個別レイヤー」機能で、ゲーム感覚で文章の並べ替えをする。
（画像クリックで拡大）
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文章の構造を意識させ、丁寧に読む力を養うトレーニングとして、選び出した文をバラバラに提示し、それを筋道立てて並べ替える学習を行った。
この活動では「個別レイヤー」の機能を使って授業ノートを作成し、配布後には子どもたちがドラッグ＆ドロップで文の順番を自由に並べ替えられるようにした。
パズルを組み立てるような操作が可能になったことで、子どもたちはまるでゲームをするかのように楽しみながら取り組んでいた。
3.登場人物の心情を読み取る。
（画像クリックで拡大）
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教科書本文から、登場人物の心情を読み取る活動を行った。
その際、教科書の全文を一度に読むことが難しい子どもへの支援として、重要な文だけを選び出し、カード形式にして画面上部に配置したノートを準備した。視覚的にも整理された形で提示するこの方法により、子どもは情報の要点をつかみやすくなり、集中して取り組むことができるようになった。
4.「モニタリング」機能で支援と即時フィードバックが可能に。
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教師は教室内を歩きながら、「モニタリング」機能を使って手元のタブレットに表示された一人ひとりのノートや作業画面をリアルタイムで確認できる。良い考えや工夫が見られた場合には、その場で即座に花丸やコメントを書きこんで称賛することが可能である。自分の考えを即時フィードバックによりすぐに認めてもらえることで、子どもたちは自信を深めて学習を進めることができ、学習意欲と学びへのモチベーションを高めていた。