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MetaMoJi ClassRoom先生 授業例

【小3 国語】たから島のぼうけん_2024年度実施

埼玉県 青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校 井上厚史先生

■ 単元目標

様子や行動、気持ちや性格を表す語句の量を増やし、話や文書の中で使うとともに、言葉には性質や役割による語句のまとまりがあることを理解し、語彙を豊かにすること。知(1)オ

自分の考えとそれを支える理由や事例との関係を明確にして、書き表し方を工夫すること。
思B(1)ウ

■ MetaMoJi ClassRoom を導入した利点と成果

3年生の総まとめとして、国語の物語づくり「たから島のぼうけん」を行った。
MetaMoJi ClassRoomでは、シンキングツール(ベン図やマインドマップ、アヤトゥス・カルタ)などが、さっと記入できる手軽さがある。
また段落わけや下書きでも、デジタルの利点として書き直しが苦にならないことも挙げられる。手書きの原稿用紙だと、書いたものを書き直しすることに抵抗を感じたりして、せっかくのモチベーションや集中力が下がってしまうことがある。デジタルであれば誤字脱字を指摘してもサッと訂正できるため、集中が継続する利点がある。
本番用もMetaMoJi ClassRoomで配信する。できた物語はPDFで書き出しをして、Google Classroomで提出させる。PDFは、Book Creatorで読み込みをさせて、一冊のデジタルブックとして完成させる。手書きは、手軽に冊子にすることはできても書籍にすることはハードルが高い。一年間のまとめとしての制作課題のため、今回は一冊の本として完成させることで記念としたかった。MetaMoJi ClassRoomは簡単にPDFでの書き出しもできるため、大変便利である。
挿絵については、こちらで使えそうなものも数点用意して複製利用して良いことにしていたが、MetaMoJi ClassRoomの「手書き機能」を使って、自分で挿絵を描いている児童もいて発想や工夫が見られた。

 導入から完成まで10時間扱い。

■ 学習活動

1.導入

導入(1)

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「『宝物を探す冒険』と聞いたらどんな物語が思いつきますか?」と投げかけて物語作りをすることを伝える。一年間の総まとめなので、今までの学習を生かしながら取り組むよう伝える。

 まずは、どんな人物が出てくるのか、どんな道を通っていくのか、どんな事件が起こるのか、など文章の骨格を、「ちいちゃんのかげおくり」で学習したシンキングツール「アヤトゥス・カルタ」を用いて広げていく。

 また、説明文で学習した「はじめ、中、終わり」を意識して物語の組み立て方を考えさせる。

導入(2)

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導入(3)

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2.展開

展開(1)

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制作にあたっては、漠然と進めるのではなく、スケジュールを管理しながら取り組めるよう、中盤からはタスク管理もMetaMoJi ClassRoomを使って行なった。授業の最初に今日の目標を確認してからスタート。授業終了5分前になったら再度進捗具合を確認させて、明日の予定を立てさせる。そのおかげか、全員、締め切り日よりも前に提出できた。

展開(2)

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展開(3)

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3.まとめ

 テキストについては、タイピングで取り組む子もいれば手書きで取り組む子もいるなど違いが見られた。
 挿絵も手書きで挿入している子もいて、よりカラフルで楽しい物語になっていた。

まとめ(1)

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まとめ(2)

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 完成したらPDFにて書き出しをして、Google Classroomにて教師に送ってもらう。それを、こちらでデジタルブックに編集してリンクを生成。Google Classroomにて児童に送信する。(デジタルブック化は時間が取れなかったため教師が行った。そのため、著者がすべて担任名になってしまった。)

まとめ(3)

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まとめ(4)

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