MetaMoJi ClassRoom先生 授業例
【小3 国語】冬のくらし
埼玉県 青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校 井上厚史先生
■ 単元目標
語句の量を増やし、語彙を豊かにすることができる。
小学校学習指導要領 第3学年及び第4学年の内容 知識及び技能(1)オ
上記より
雪と一言で言っても降り方や積もり方によってさまざまな呼び名があることを知ることで、次に雪に接する機会があったときには「何雪だろう」と考えることができるよう語彙を増やすことを目的とする。
■ MetaMoJi ClassRoom を導入した利点と成果
東京都、埼玉県在住がほとんどの本校児童にとって雪は珍しい物であり、わずかでも降るだけで「わー!!」と一気に気分が高揚する場面が多い。そんな児童にとっては「何雪だろう」という考えに至らないことが多いです。そのため教科書の川崎洋さんの詩を読んだだけでは、その雪の状態をイメージすることはなかなかできないことが予想されます。そこで雪の説明と雪の呼び名を雪だるまで結び合わせる内容を検討しMetaMoJi ClassRoomで作成しました。基本レイヤーに雪だるまの胴体と雪の説明。個別レイヤーには雪だるまの頭に雪の呼び名をグループ化したものを配置。児童が考えながら雪だるまの頭を動かす内容で、授業にも動きが出てよかった。
■ 学習活動
1.冬といえば
冬の言葉や食べ物、行事は何があるだろうと投げかけ、出てきた意見を板書していく。
「雪」の発言を受けて、「では教科書の詩を読んでみよう」として内容につなげる。
2.雪の呼び名を知ろう
「はつ雪」は知っている児童も多く、またちょうど1月13日に雪が降ったこととつなげることができたが、「どか雪」「ね雪」となると、やはり初めて聞いたという児童がほとんどであった。
そのタイミングでMetaMoJi ClassRoomを配信。
「正しい組み合わせになるように動かしてみよう」
3.MetaMoJi ClassRoomで操作する
個別学習ページにして配信。
教員は黒板のプロジェクターにMetaMoJi ClassRoomの画面を投影しておく。
はじめの3分間は一人で考えながら操作させる。
次の3分間は班にして話し合いをさせながら操作する。
その後、「生徒同士で見られる」モードにして、班以外の友だちの解答も参考にしながら考えようとした。
4.答え合わせ
答えは、マイボックスの雪だるまに「めくり」機能を使って隠しておく。
一つずつめくりを外しながら答え合わせをする。
最後は「注目」を使って教員に意識を向けさせて説明する。
「今回学んだことで、スキー教室に行ったときに『何雪かな』とふと考えられたらすてきだね」として授業を終了した。