MetaMoJi ClassRoom先生 授業例
【小3 国語】秋のくらし
埼玉県 青山学院大学系属浦和ルーテル学院小学校 井上厚史先生
■ 単元目標
「秋のくらし」に出てくる文部省唱歌「虫の声」に登場する虫の音に耳を澄ませる。
歌詞のチンチロ、リインリン、スイッチョンなどの擬声語の楽しさに触れたのち、本物の虫の音を味わう。
■ MetaMoJi ClassRoom を導入した利点と成果
擬声語の楽しさを味わうまでは教科書でもできるが、その後、本物の虫の音もそう聞こえるのか?といった次の段階へ教材を深めていくためには音声データも教材として配信し、味わってほしいという思いがある。MetaMoJi ClassRoomは音声データも貼り付けて送ることができるため大変重宝している。
Canvaで作成した背景を基本レイヤーに貼り付ける。背景は、マツムシ、スズムシなど、歌詞に出てくる虫の名前ごとに表にしておく。
個別レイヤーには音声データを貼り付ける。児童はこの音声を聞いて、「この音は○○だろう」と思ったら背景の表の中に移動できるようにしておく。
擬声語と照らし合わせながら自分の端末で何度も聞き直しができるため、主体的に課題に取り組む姿が見られた。
■ 学習活動
1.秋といえば
「秋といえばなんだろう」と問いかける。
「食欲の秋」「スポーツの秋」などの答えがあった。
食欲の秋から「秋の食べ物は?」と質問を変え、最後に「秋の虫といえば?」と単元につなげる発問をして関心を引く。
2.文部省唱歌「虫の声」の歌詞を味わおう
歌詞の中に出てくる虫の名前と、その虫の音の擬声語を確認する。
では実際に「虫の声」の歌を聞いてみようと、録音しておいた「虫の声」をみんなで聞く。
3.本物の虫の音を聞いてみよう
「本物の虫の音も今確認したような擬声語で聞こえるだろうか?聞き分けてみよう。」と発問してからMetaMoJi ClassRoomを配信する。
児童は各自のイヤホンを使って虫の音を堪能する。
この音がこの虫ではないか?と考えて移動させる。
4.班で意見をまとめよう
「どの音がどの虫なのか、班で相談して意見をまとめよう」として話し合い活動を取り入れる。「この音が○○じゃない?」と、自然と対話が生まれ、より積極的な活動になった。
5.みんなで虫の音を集めよう。
「保護者の方と一緒に、家の近くで聞こえる虫の音に耳を澄ませてみよう。できたら端末で録音して、Padletに投稿してください。」と投げかける。
オンライン掲示板Padletを用意することで、授業後も秋の楽しみを味わうことができるよう配慮した。