MetaMoJi ClassRoom先生 授業例
【小2 国語】「たけのこ ぐん」読みを可視化し、言葉に立ちどまる詩の授業
神奈川県 関東学院小学校 立石言先生
■ 単元目標
・言葉の意味を考え情景を思い浮かべて読むことができる。
・友だちの考えから言葉の意味を考えることができる。
・詩に込められた作者の思いを想像することができる。
■ MetaMoJi ClassRoom を導入した利点と成果
詩を読んだ時に児童が思い浮かべる情景はそれぞれ違うが、メタモジを活用することでそれぞれの児童がどのように詩を受けとめたのかをお互いに知ることができる。自分の思い浮かべた情景と友だちの思い浮かべた情景とのズレを可視化することで、詩に使われている言葉の意味をより深く考えようとすることができる。
■ 学習活動
1.
音読をし、詩の情景を思い浮かべる。
発問1
「作者(話者)が見ているたけのこは次のどちらですか。」
A、大きくりっぱな、たけのこと
B、まだ小さな、たけのこ
それぞれ選び、その根拠となる言葉に○をつけさせる。
2.
A、大きくてりっぱな、たけのこ を選んだ児童は、
「ぐん」「せのび」という言葉を根拠に考えるが、
B、まだ小さな、たけのこ を選んだ児童は、
「せのびして」「つちを わったよ」という言葉を根拠に考えていることが分かる。
どちらが良いかを考えさせBにまとめる。
3.
発問2
「1連と2連で作者(話者)はたけのこをどこから見ていますか。」
「絵の中に顔をかきましょう。」
友だちの絵を見て自分と同じ考え、違う考えを知る。
4.
1連から2連にかけて、移動してたけのこを見ていることが分かる絵を紹介し、なぜそのように考えたのかを発表させる。
「あたまに きらり つゆを のせてる」という表現から、
作者(話者)が、1連から2連にかけてたけのこに近づき、たけのこの頭をよく見て「つゆ」に気がついたことが分かる。
5.
発問3
「3連はどのように読んだらよいでしょう。」
「元気に読む」という意見の後に、どの言葉からそのように考えたのか根拠を問うと、
「のびろ」という言葉に注目するので、この「のびろ」に作者(話者)の願いがこもっていることを説明し、この願いは、まだ低学年の子どもたちが大きく成長してほしいという保護者の方の願いであり、先生たちの願いであることを伝え、最後に音読をして授業を終わる。