メタモジ先生 実践事例
【小4 国語】メモをとって聞こう
山口県 光市立浅江小学校 本多真隆先生
■ 単元目標
「教師の話」と「児童のメモ」の2つの文字化資料を比較することで、短くすることや記号化することなどの聞き取りメモの工夫に気づき、自分の聞き取りメモに生かすことができるようにする。
■ MetaMoJi ClassRoom を導入した利点と成果
・児童がメモしたことをMetaMoJi上に貼り付けることで、ペア交流の際は、交流しながらその場で付け足したり、考え直したりする姿が見られた。また、全体で時間をかけずに容易に共有することができた。
・モニタリング画面の活用により、児童の進行管理が容易にでき、意図的な指名に生かすことができた。また、声を出すことが苦手な児童が疑問を感じた場合に赤色のマークをモニタリング画面に表させたことで、すぐに支援に向かうことができた。
・単元を通して振り返りをMetaMoJi上に貼り付け、児童同士で見ることができる設定にしたことで、互いに参考にしながら振り返りを行う姿が見られた。
■ 学習活動
1.話したり聞いたりする雰囲気に慣れる(お話タイム)

(画像クリックで拡大)
「お話タイム」を行う場を設定する。児童が興味・関心のある身近な話題を設定し、話し手と聞き手に分かれて計1分間、自分の思いや考えを言葉に着目して友達と伝え合う。そうすることで、相手の話を聞き、聞いたことから質問をすることを意識できるようにする。また、同じ話題について数人と会話することで、つなぎ言葉や文末表現を繰り返し使うことができ、これまでの学習内容の定着を図る。
2.2つの文字化資料を分析し、メモの工夫を見つける

(画像クリックで拡大)
2つの文字化資料を用いて、活動を振り返る場を設定する。MetaMoJi上で「教師の話」と「児童のメモ」を比較させたり、教師の話に児童のメモの工夫を書き込んだりさせる。そうすることで、どのようなメモの工夫であったか、どの工夫がより正確・有効であったかをリアルタイムに共有することができるようにする。
MetaMoJi自作シート
大型TV提示
3.工夫を共有する ペア→全体

(画像クリックで拡大)
貼り付けたMetaMoJi上で操作させることで、交流しながら、その場で付け足したり考え直したりできるようにする。出てきたメモの工夫は、「記号」や「短く」などラベリングを行い板書に位置付けることで、どの児童も安心して4活動に向かうことができるようにする。
MetaMoJi自作シート
児童 ノート撮影→貼り付け
4.教師の話をメモしながら聞く。

(画像クリックで拡大)
(短く=簡略化)や(記号化)など、共有したメモの工夫を活用する場を設定する。そうすることで、工夫の効果を実感することができるようにする。また、出てきた聞き方のよさを、毎時間MetaMoJi共有シート上に態度面と内容面に分類してラベリングすることで、視覚的に聞き方のよさを全体で共有していくことができるようにする。
MetaMoJi自作シート
大型TV提示