Medical mazec

土屋医院様 導入事例

土屋医院様導入事例

訪問診療を支える「医療版 mazec」とタブレット

 東京・池袋地域の“かかりつけ医”として、内科・皮膚科の外来診察や訪問診療を行う土屋医院。同院院長の土屋淳郎医師は、訪問診療の診察記録用にiPadとMetaMoJiの手書き入力アプリ「医療版mazec」を導入した。難解な専門用語の入力が多い医療現場で重宝しているという。

訪問診療の診察記録に課題

医療法人社団 創成会 土屋医院 院長 土屋 淳郎 氏

 医療法人社団創成会土屋医院は、東京都豊島区池袋の地にて昭和初期に開業した、長い歴史を持つ地域の“かかりつけ医”である。昔から地域に根差した医療を心がける土屋医院は、厚生労働省が目指す「地域包括ケアシステム」の医療拠点としての機能も有している。その一環として特に力を入れているのが「訪問診療」だ。

 訪問診療とは、医師が患者の要請によりその都度訪問して診療する「往診」とは違い、通院が難しい患者宅や福祉施設へ定期的・計画的に訪問して診療・治療や薬の処方を行うこと。午前と午後の外来診察時間の合間を縫って訪問診療に出かけるという土屋院長だが、訪問診療の現場では常日頃から課題に感じていたことがあったという。それは、訪問先での患者の診察内容を転記するという作業の煩雑さだ。

 「当院では長年、訪問診療の現場における患者の診察内容をノートに手書きで記録し、それを院に持ち帰ってカルテに転記するという作業を行っていました。しかし、患者のベッド脇で診察している最中にノートに記録することは難しく、口頭でのやりとりを後でまとめて記載するとミスが起きる場合がありました。また、院に戻って転記するのにも時間がかかります。これらの課題を解決するために、訪問診療時の記録をデジタル化できないかと考えました」(土屋院長)

タブレットの活用を決断

 もともとX線、CT、MRIなど高度な医療機器による画像診断を専門とし、ITへの造詣が深かった土屋院長。ここ数年で急速に普及したiPadを訪問診療に活用することにした。

 「診察記録をデジタル化する場合、ノートPCを利用するという手段もありましたが、キーボードでの入力のため、訪問医療の現場では手書きで記録する以上に不便です。そこで最も使い勝手の良いiPadを導入することにしました」(土屋院長)

 つまり、診察記録をiPadに直接手書き入力し、それをテキストデータに文字変換して保存。帰院後にその内容を電子カルテにコピー&ペーストするという方法に切り替えたのである。

 土屋院長がiPadとともに導入したのが、日本エンブレースが提供する医療介護従事者用の非公開型SNS「メディカルケアステーション」だった。これはタイムライン形式による情報共有ができるツールだ。土屋院長が所属する豊島区医師会における在宅医療関連の事業や院内スタッフとの情報共有などに活用しているという。また、iPad向けのOfficeも導入し、診察記録用に活用することにした。

mazec導入で医療用語の入力が簡単に

手書き入力

交ぜ書き変換や推測変換により、長くて難しい医療用語も簡単に入力することができる。

 だが、iPadにも課題があった。標準の入力システムでは、文字が入力しにくいという課題だ。この課題を解決するために、土屋院長はiPadに対応した手書き文字入力アプリを探し、MetaMoJiの「医療版 mazec」を採用するに至った。

 「地域包括ケアの活動では、ときどき関係者有志が集まって医療専用SNSの講習や便利なツールの紹介といったIT勉強会を開催しており、そこでMetaMoJiのmazecを知ったのが、導入のきっかけとなりました」(土屋院長)

 医療版 mazecには、病名、医薬品名、検査・医歯薬用語、看護・介護用語など20万語以上を収録した医療用語辞書が搭載されている。長くて難しい漢字の医療用語が書けなくても交ぜ書き変換や推測変換で簡単に入力できるという特長がある。

 「当然、一般的な入力システムの辞書には医療用語が収められていません。よく利用する用語を辞書登録したとしても、変換に手間取ってしまうなど苦労していました。その点mazecを利用すれば、医療用語、薬品名がすぐに確実に入力することが可能なので、診療に集中できるようになりました」と土屋院長。また、「mazecは、私の筆順の癖も学習してくれるので、変換できずに書き直ししたり誤認識したりすることはほとんどありません。その精度の高さには非常に満足しています」とmazecの変換精度も高く評価する。

スムーズな訪問診療が可能に

 訪問診療にiPadとmazecを導入したことにより、診察記録を書き留める作業は劇的に改善された土屋院長は語る。

 「診療中にキーボードを使って入力していると、会話が途切れ、ややもすると患者さんに不安を与えることにもなりかねません。mazecを使って手書きでメモを取るようにしながら診療することで、患者さんとの円滑なコミュニケーションを継続できるというメリットもあります」

 現在では訪問診療の現場だけでiPadとmazecを利用しているが、外来診察前の待ち時間に患者さん自身に問診票を記入してもらう手段など、今後は院内でも活用していきたいという。さらに、地域包括ケアの活動の中でのIT活用策にもmazecに期待を込める。

 土屋院長は、「これからの医療・介護・福祉の現場では、タブレットの活用が必然になっていくでしょう。その普及には、mazecのような使いやすい手書き入力アプリが重要な役割を果たすことになるでしょう」と語っている。

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