MetaMoJi Share for Business 事例紹介

24. 聖望学園中学校高等学校
MetaMoJi Shareを導入した目的は、楽しみながら教員のスキルを向上させて、良い授業をすること

 共学の中高一貫校、聖望学園中学校高等学校(埼玉県飯能市)では、2016年度から授業でiPadと MetaMoJi ClassRoomを使用していますが、2018年度には職員会議でもiPadを活用するためにMetaMoJi Share for Business(以下、MetaMoJi Share)を導入しました。iPadとMetaMoJi製品を使う機会を増やすことにより、教員のスキルアップや教員間のコミュニケーションの促進などの成果を上げています。
使い勝手とセキュリティを考慮してMetaMoJi Shareの採用を決定
 聖望学園中学校高等学校では、2016年度入学の中学1年生から授業でiPadとMetaMoJi ClassRoomを使い始めました。その成果は弊社Webサイトで導入事例として紹介しています(http://product.metamoji.com/education/case/case06.html)。その後対象学年を広げ、2018年度には中学1~3年生と高校1年生が使っています。2020年度には中学1年生から高校3年生の全校生徒への導入が完了する計画です。

 これと併行して2018年度に職員会議用としてMetaMoJi Shareを採用した理由について、同校ICT委員長の永澤勇気教諭は「MetaMoJi ClassRoomを会議で使うことも検討しましたが、授業に特化されたMetaMoJi ClassRoomよりも会議用のアプリであるMetaMoJi Shareの方が使いやすいと考えました。また教員間で共有する資料には個人情報なども含まれるので、誤って生徒の目に触れることを避けるためにアプリを分けるのが良いと判断しました」と説明します
職員会議でMetaMoJi Shareを使うのはより良い授業のため
 授業だけでなく職員会議でもiPadとMetaMoJi製品を使うことにした狙いは授業をより良いものにすることであると、永澤教諭は言います。「特に高校2年、3年を担当する教員は、iPadとMetaMoJi ClassRoomがまだ授業に導入されていないため、使う機会があまりありません。教員全員がICT化への意識を高め、iPadとMetaMoJi製品の使用に慣れることで、良い授業につなげるのが目的です」(永澤教諭)。 

 MetaMoJi ClassRoomとMetaMoJi Shareは、資料を共有する方法やツールなどのインターフェイスがきわめてよく似ています。したがって、どちらかに慣れれば、もう一方もほぼ同じように使いこなせます。

 同校の関純彦校長は「生徒たちはICTにすでに慣れていてスピード感があります。そのため教員には、自分たちが体験してこなかった授業をすることが求められています。インタラクティブで活性化した授業ができるよう、教える技術の向上に期待しています。授業のクオリティを上げて、生徒の理解度を高めていきたいからです」と導入の背景と意図を語ります。
会議で使い、コミュニケーションを取ることでスキルが向上
 同校では約60人の中高の教員が全員参加する「全体会」を月に1回、担当学年ごとの「学年会」を週に1回実施しており、その両方でMetaMoJi Shareが使われています。

 全体会の事前準備として、取り上げる議事のそれぞれについて担当教員がサーバーに資料をアップロードします。議事1つにつきPDFファイル1つをアップロードすることもあれば、MetaMoJi Share上に用意された1つのノートに複数の教員が書き込むこともあります。会議中は、各自が資料の切り替えやページめくり、表示の拡大/縮小などの操作をしています。

 このように教員一人ひとりが、資料の準備にも会議中の操作にも慣れてきている様子がうかがえます。永澤教諭は「まずは使ってみることが大切と考えてこのような会議をしています。使ううちに疑問や要望が出てくるので、質問しやすい雰囲気をつくるように心がけています」と言います。ICT委員長の永澤教諭のほか、学年ごとにICT担当の教員を1人決めて支援にあたっているそうです。また、ICT担当にこだわらず教員同士で気軽に質問したり活用方 法を教えあったりするなど、コミュニケーションも増えています。
  
使い慣れること以外にも多くのメリットがある
 MetaMoJi Share導入の主眼は教員のスキルの向上でしたが、ほかにも多くのメリットが生まれています。

 MetaMoJi Shareを導入する前は、議事の担当教員が人数分の資料を印刷し、各教員のメールボックスに投函していました。全体会1回につき10~20枚の紙が各教員に配られていたそうです。印刷や投函の手間と、紙や印刷のコストの減少は明らかです。さらに、資料をいったんサーバーに入れた後でも修正や資料の差し替えがすぐにできます。これは紙を印刷した後では困難です。

 資料はサーバーにあるのでいつでもアクセスでき、以前に使った資料を参照したり、会議を欠席した日の資料を確認するのに便利です。また、発表者が会議中に書き込んだメモや書記役の教員が記録した議事録も見ることができます。

 さらに、MetaMoJi Shareの導入後は会議時間が短くなる傾向にあると永澤教諭は言います。資料を事前にサーバーに入れて会議前に見ておいてもらうことができるほか、見やすい資料を作って共有できるようになったため、会議での説明が短くて済むようになったとのことです。
  
職員会議以外にも活用のアイデアが生まれている
  職員会議の資料以外の書類も共有するなど、MetaMoJi Shareはさまざまな場面で使われるようになってきてました。印刷と違ってカラーの資料も共有できるようになったほか、紙の書類を共有したい場合には複合機のスキャナで読み取ってサーバーにアップロードして、MetaMoJi Shareで共有できるので、紙で配付するよりも、手軽になったといいます。

 学校案内パンフレットの校正にも利用しています。印刷会社からレイアウトが上がってきたらMetaMoJi Shareで共有し、教員がそれぞれ自分の担当箇所に直接赤字を書き込みます。紙をコピーして配ったり、何人もの教員から返ってきた校正を取りまとめたりする手間がかからなくなりました。

 さらに、使っていくうちにいろいろなアイデアが出てきています。その一例として永澤教諭は「試験監督で教室に入っている教員が生徒や受験生から質問を受けた場合に、職員室で待機している教員に対してMetaMoJi Shareでその内容を共有すれば間違いがなく迅速に伝わるので、取り組んでみたい」と言います。関校長は「当校には、浦和に1校、九州に2校の系列校があります。離れた場所にある系列校とも情報を共有したいと考えています」と構想を語ります。

 使っているうちに課題や問題意識も明らかになります。目下の大きな課題は、増え続ける書類を整理するルールを決めることです。関校長は「蓄積されていく情報の活用、また情報共有の範囲や公私の区別についてもさらに検討を重ねたい」と言います。
学校案内パンフレットの校正に利用したり、<br>活用の場面が広がっている。
学校案内パンフレットの校正に利用したり、
活用の場面が広がっている。
  
  
教員が楽しみながら使うことが良い授業へとつながる
聖望学園中学校高等学校 校長 関 純彦氏
聖望学園中学校高等学校 校長 関 純彦 氏
聖望学園中学校高等学校 ICT委員長 教諭 永澤勇気氏
聖望学園中学校高等学校 ICT委員長 永澤 勇気 教諭
 授業以外の業務にMetaMoJi Shareを取り入れたことについて、永澤教諭は「1つの書類上で複数の教員が共同作業をしたり、ほかの教員の資料や教材を見たりして、楽しみながらスキルアップしています」と手応えを語ります。関校長も「教員はiPadとMetaMoJi製品の導入を柔軟に抵抗感なく受け入れています。スマートフォンに慣れていますし、コンピュータよりも使いやすいからでしょう。日頃から活用することで、教員が楽しみながら変わっていくことを目指しています。まず教員が楽しまなければ、生徒の興味をかきたてることはできません」と、日常的に接する使いやすいツールの効果に期待を寄せています。
  
お客様プロファイル:
<本取材は2018年8月に行われました。画面キャプチャ、機能、肩書は取材時の情報にもとづきます。>