MetaMoJi ClassRoom - GIGAスクール構想 1人1台に最適なリアルタイム授業支援アプリ
 

導入事例(中学・高等学校)

佐野日本大学高等学校

タブレット導入でいつでも、どこでも学べる環境を実現

栃木県にある佐野日本大学高等学校は、タブレットを導入して、グローバリゼーションに対応できる世界的視野で物事を捉え「自主創造」の気風に満ちた人材を育成しようとする先進校です。全校でのWindows8タブレットの導入を進めており、その過程で、MetaMoJi Noteも一括導入していただきました。そこで、タブレット導入の狙いや効果、MetaMoJi Noteの利用方法などについて、一連の情報化を推進している情報科の教員でもある安藤昇先生にお話を伺いました。

「自主創造」の気風に満ちた人材の育成を目指す佐野日大高等学校

「自主創造」の気風に満ちた人材の育成を目指す佐野日大高等学校

安藤先生:まず、生徒が部活動で学校を空けることが多いという点があります。夏休みも、学校では課外セミナーをやっていますが、部活では合宿や遠征があり、参加できない生徒がいます。そこで、合宿や遠征に行っている生徒にも、同じように学べる環境を作ってあげたいという学校としての思いがありました。

それと、きっかけの一つに東日本大震災があります。あのとき、学校は1ヶ月間、休校になりました。当時、1週間ぐらい経って生徒に学習用のプリントを送ろうという話もあったのですが、交通機関は麻痺していてガソリンも不足している状況で、生徒の自宅に届けられるか分かりませんでした。

それと、きっかけの一つに東日本大震災があります。あのとき、学校は1ヶ月間、休校になりました。当時、1週間ぐらい経って生徒に学習用のプリントを送ろうという話もあったのですが、交通機関は麻痺していてガソリンも不足している状況で、生徒の自宅に届けられるか分かりませんでした。

それと、きっかけの一つに東日本大震災があります。あのとき、学校は1ヶ月間、休校になりました。当時、1週間ぐらい経って生徒に学習用のプリントを送ろうという話もあったのですが、交通機関は麻痺していてガソリンも不足している状況で、生徒の自宅に届けられるか分かりませんでした。

MetaMoJi:導入の効果はいかがでしょう。

安藤先生:今は先生だけにタブレットを配布している状況で、生徒への導入は今夏を予定しています。ただ、平成24年度にタブレットを導入して、生徒に、プリントを繰り返しやらせるようなことを行ったところ、成績が上がってきたのです。そこで、これは効果があるのではないか、と考えました。授業の動画も、できる生徒は1.3倍速で見ます。分からない子は何度も繰り返し再生します。教室で、40人の生徒個々の理解度に合わせた授業を行うのは難しいですが、タブレットを使えば、個々に合ったスピードでの学習が簡単にできるのです。

MetaMoJi:そのタブレットで、MetaMoJi Noteはどのようにお使いなのでしょうか。

安藤先生:タブレットには、MetaMoJi Noteと録画アプリを入れています。分かりやすい例を挙げると、先日、生徒が数学の問題を質問してきたとき、MetaMoJi Noteに手書きで解法を書いて、それを動画として録画しておきました。その動画は、生徒が後から見られるようにYouTubeにアップしておいたのですが、帰宅して見た生徒が、凄く喜んでいました。

「MetaMoJi Noteに手書きで解法を書いて録画している」と安藤先生

「MetaMoJi Noteに手書きで解法を書いて録画している」と安藤先生

MetaMoJi:動画で撮るのですか。

安藤先生:はい。そういうアプリがありまして、OSはWindows8なのでアプリはマルチタスクで動作します。録画アプリといいますか、このキャプチャアプリのボタンを押しておいて、MetaMoJi Noteで何かを書くと、その書いた過程が全て動画として記録されるのです。

PowerPointやWORDの授業も、説明する画面を動画で録画しています。授業では、既に録画したものを流しながら行いますから、一人TT(チーム・ティーチング)状態です。さらに、こういう動画が重宝されるのは、生徒が大学のAO入試などで受験するとき、見直して勉強することができる点です。授業のときと、入試直前に復習として確認できるという価値があります。

MetaMoJi:MetaMoJi Noteで良かったところを教えていただけますか?

安藤先生:Windows8タブレットなので、WORDやEXCELも使います。ただ、WORDやEXCELに書き込むことを録画していると、徐々に重くなって、長いものには使えません。MetaMoJi Noteは、その点、どれだけ書いても軽くて、とてもいいです。

MetaMoJi:他に検討したアプリはありましたか?

安藤先生:何かあったのですが・・・。ただ、それは海外製で、消しゴム機能がなく、書きっぱなしという仕様でした。生徒のノートを写真に撮って取り込んだり、WORDやEXCELなどのデータを取り込めるアプリは、他にありませんでした。競合するようなアプリはなくて、MetaMoJi Noteしかないと思い導入を決めました。

MetaMoJi:教室には電子黒板も設置されているのですね。

安藤先生:各教室の電子黒板には、無線LANに接続されたIDが振られていまして、職員室からタブレットを使って、そのIDを指定することで、電子黒板の電源を入れることができるようにしています。そうすると、教室に入って待ち時間なく、すぐ授業を始めることができるわけです。

MetaMoJi:タブレットの導入によって、先生にとって、とても便利になっているわけですね。

安藤先生:何より、生徒のためになります。例えば、中間テストや期末テストが終わって、回答の解説は、今までだと次の授業時間で行っていました。でも、解法の解説動画をアップロードしておけば、生徒は、テストが終わった帰り道にでも回答を確認することができます。100点の子は、回答は全て分かっているので、授業で回答の解説など受ける必要はないし、70点の子だって、間違った30点分の解説だけ分かればいい。その分、授業では次のことに進むことができます。

MetaMoJi:先生にとっても、生徒にとっても、いいことなのですね。

安藤先生:テスト問題の全てについて説明はいらない、と言う生徒もいるわけです。基本的なことは分かっているから応用だけやって欲しい、と言う生徒にとっては、全てに付き合うことなく、学習の効率はより高まると思います。

MetaMoJi:他にMetaMoJi Noteの使い方はありますか?

安藤先生:会議では、資料をMetaMoJi Noteに取り込んで、メモを取るのに使っています。欠かせなくなっています。各先生が、タブレットにMetaMoJi Noteを入れています。学校としても、紙はなくしていこうという方針で、だんだんと定着してきています。

プリントをカメラで撮影してMetaMoJi Noteに取りこまれています。

プリントをカメラで撮影してMetaMoJi Noteに取りこまれています。

取り込んだ写真に手書きで書きこんでいく。

取り込んだ写真に手書きで書きこんでいく。

MetaMoJi:MetaMoJi Noteの利点は、写真と書き味でしょうか。

安藤先生:一番は写真を取り込めるところです。それと、Windowsの場合は、手をついて書くことができることも便利です。iPadだと、手をつく部分に下敷きを出しますよね。それが、Windowsだと、ペンが優先させるので便利です。2乗のような細かな文字を書こうとすると、どうしても手をつくのです。

MetaMoJi:タブレット上で、アプリは使い分けられているのでしょうか。

安藤先生:印刷からPDF変換して保管しています。というのも、DropBox、Google Docs、マイクロソフトのSky Driveで共通して見られるのはPDFだけなので。いずれは、One Driveに収束するように予想しているのですが、先生方には、習慣としてPDFにしてもらうようにしています。

MetaMoJi:MetaMoJi Noteは、今後、どのようにお使いになられますか?

安藤先生:MetaMoJi Shareには、とても注目しています。こういうアプリは日本には他にありませんね。これは凄いと思っています。要望を言えば、書き込まれたデータについて、誰が書いたのか個々のレイヤーを見ることができればいいなと思います。放課後などの自習やグループワークで、そういう機能があれば、教師として便利だと思います。MetaMoJi Shareには、とても可能性を感じています。MetaMoJi Noteの機能には満足しています。あれ以上のものはないと思っています。生徒のノートをすぐ写真で撮れるのがいいです。

今までは、生徒がノートに書いたことを前で発表させようとしても、ノートに書かれていることを、黒板に書き直さなければなりませんでした。それをタブレットで写真を撮って、教室にあるテレビなどで映写すれば、教室の皆ですぐに見ることができます。授業効率が上がるのです。

写真をどれだけ載せても全然重くならないというのは、何度もいいますが素晴らしいことです。本当に、手書きアプリとしてMetaMoJi Noteは凄いと思います。

MetaMoJi:今日はお忙しい中をありがとうございました。

・iPadはApple inc.の登録商標です。
・Windowsは米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。


<本取材は2014年6月に行われました。画面キャプチャ、機能、肩書は取材時の情報にもとづきます。>

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