MetaMoJi ClassRoom 事例紹介

22. 東海大学付属相模高等学校・中等部
学校でもっともよく使う“ノート”に、ICTのメリットを活かせば学習が変わる!

 東海大学付属相模高等学校・中等部は2016年度から、新中学1年生を対象にiPadの一人1台体制を実施しました。同校では今の時代はITデバイスを文房具として扱うことは当たり前だと考え、MetaMoJi ClassRoomもノートと同じような感覚で使用されています。ICTを使えばアクティブになるのが自然体であるとし、生徒が本質的に学びを高める環境をめざしています。
選択理由は、学校で一番良く使う“ノート”に置き換わるツールだから
 東海大学付属相模高等学校・中等部(神奈川県相模原市/以下、東海大相模)は、野球や柔道、テニス、吹奏楽などの部活動が全国屈指の強豪校で知られる知名度の高い学校です。文武両道、文理融合の教育精神を掲げ、学業と部活動に力を入れるとともに、知識偏重の教育ではなく、問題発見・課題解決型の学びを重視しています。

 そんな東海大相模は2016年度から新中学1年生を対象にiPadを本格導入し、一人1台体制を実施しました。同校の情報管理室・ICT推進委員の犬塚孝一教諭はiPad導入について「今の時代、ICTデバイスを学習に活かすことは当たり前で、文房具と同じ感覚で必要だと考えました。導入して2年目ですが、今iPadがなくなったら生徒も教師も授業が成立しないだろうと思うほど、普通の感覚で使っています。生徒の主体性についても、情報共有が瞬時にできるので、iPadを使っていくと自然にアクティブなやり取りが増えると実感しています」と語っています。同校では現在、中学1年生と2年生で320台ほどの端末が稼働しています。

 東海大相模が授業支援ツールとしてMetaMoJi ClassRoomを選んだ理由は何でしょうか。これについて犬塚教諭は「どの教科でも四六時中使えるところに魅力を感じました。学校ではノートを一番よく使いますが、MetaMoJi ClassRoomはそこにダイレクトに置き換わるツールで、ICTのメリットを活かすことで学習効率が高まると考えました。たとえば、ノートの提出、プリントの配付、回収といった作業が軽減できたり、PDFファイルに書き込んだりと、生徒の立ち場でも、教師の立ち場でもメリットが得られると思ったのです」と語っています。
今までよりも倍の量の問題が扱えるようになった
 数学を受け持つ塩田敬三教諭は、中学2年の一次関数の単元でMetaMoJi ClassRoomが活用しました。同教諭は授業の内容について、「一次関数のグラフを生徒一人ひとりがきちんと書けているかどうか、それを確認するためにMetaMoJi ClassRoomを使いました」と話しています。MetaMoJi ClassRoomを使うと、生徒の状況がひと目で分かるため、効率的に全員のノートに目が行き渡るというのです。

 授業ではまず、マス目のテンプレートを使い、塩田教諭の説明に合わせてグラフを作成するところから始まりました。「切片-3をとりましょう」「傾き1/2のグラフはどう書けばいい?」など、塩田教諭の言葉がけに合わせて生徒たちはマス目上に点をとって、線を引いていきます。

 一方で塩田教諭は、手元のiPadでMetaMoJi ClassRoomを見ながら、つまずいている生徒や間違えている生徒に対して「接点はマイナスだよ」「傾き1と2が逆になっているよ」などアドバイスをしていきます。ほかにも、マス目上にきっちり書いていない生徒に対しては「この書き方だと相手は分からないよ」とその場で指摘します。全員が練習問題に取り組んでいる時でも、塩田教諭は個別にアドバイスをしたり、スムーズに進めている生徒に対しては、リアルタイムで丸付けをして正解がすぐに分かるようフィードバックをするといいます。

 「以前は、グラフ用紙が6個くらい並んでいる紙を生徒に配って、グラフを書いていました。もちろん私もスライドを使っていなかったので、一つひとつのグラフを軸から黒板に書いていました。しかし、MetaMoJi ClassRoomを使うようになってからは、かなり早く進められるようになり、今までよりも倍の量の問題が扱えていると思います。今日の授業でも1時間で9個のグラフを書いていますからね」と塩田教諭は話しています。書く時間が軽減されたこと、情報共有が早いことなどのメリットを活かして、授業の中で考える時間も多く作れているといいます。
  
プログラミングの授業でもMetaMoJi ClassRoomを使用!
 技術を担当する犬塚教諭は、中等部の技術の時間と総合を組み合わせて、通年でプログラミングの授業に取り組んでいます。小学校でプログラミング教育が必修化された今、中学生も早いうちから学ぶ方が良いと考え、Swift Playgroundなどを用いてコーディングの学習を実践してきました。

 そんなプログラミングの授業では、MetaMoJi ClassRoomを使って試験に向けた振り返りが行われました。内容は、生徒たちがプログラムを組み立てるのではなく、与えられたプログラムを読み取って、スタート地点などを考えるというもの。コードをしっかり読み取れているかを確認する授業です。犬塚教諭はMetaMoJi ClassRoomで生徒たちに問題を配布し、答え合わせをする際には生徒の回答を2人ずつ並べて全員の分をスクロールで次々に見せていきました。プログラミングは答えがひとつとは決まっていないため、クラス全員の答えを共有することで、さまざまな考え方があることを気づかせていきます。生徒たちも、“ここはこうした方がいい”など、意見が活発に出ていました。

 犬塚教諭は「プログラミングのまとめとして、作ったものを発表したり、説明したりする際にMetaMoJi ClassRoomが使えると考えています。これが紙だった場合、プログラミングの学習内容を、紙に書いておくなんてむずかしいですから。学習記録を残すという用途でMetaMoJi ClassRoomはもっと使えるのではないかと考えています」と語っています。
 
  
  
環境さえ作っておけば、あとは自然にアクティブになる
  
犬塚孝一 教諭
  
塩田敬三 教諭

 塩田教諭はMetaMoJi ClassRoomを使った生徒たちの変容について、「全体的に取り掛かりが良くなったと感じています。紙のノートだとやりたがらなかった生徒が、まずMetaMoJi ClassRoomを開いてやってみようという姿勢が見られるようになりました」と手応えを語っています。また塩田教諭自身も、宿題の提出をMetaMoJi ClassRoomで行うようになったことで、朝のうちに確認できたり、本人を前にしなくても、間違いやアドバイスを説明できるようになったりと、生徒と新たなコミュニケーションを築いています。

 犬塚教諭はMetaMoJi ClassRoomを使うようになってから「一方的に説明をしたり、黒板に書いたりすることがなくなってきました」と振り返っています。それよりも、生徒が板書を写したりするような“作業”から解放され、本質的に学ぶ環境を作れるようになったというのです。発言しやすい環境、情報共有しやすい環境など、ベースの部分をMetaMoJi ClassRoomで作っておくことで、「アクティブを意識しなくても、結果として生徒たちがアクティブに活動する姿が見られます」と語っています。
  
お客様プロファイル:
<本取材は2018年6月に行われました。画面キャプチャ、機能、肩書は取材時の情報にもとづきます。>