MetaMoJi ClassRoom 事例紹介

15. 昭和学院中学校・高等学校
受け身な一斉授業から主体的に学べる授業へ。 MetaMoJi ClassRoomで授業改善!

 2017年度から全中学生を対象にiPadによる一人1台体制を導入した昭和学院中学校・高等学校。同校では、教師から生徒へ、一方通行で教える知識伝達型の授業を見直し、生徒が主体的に学ぶアクティブ・ラーニングの実現に向けて、MetaMoJi ClassRoomを導入しました。受け身な授業を変えるツールとして活かされています。
さまざまな教科で活用できる自由度の高さがメリット
 「明敏謙譲」を建学の精神に掲げる昭和学院中学校・高等学校(千葉県市川市)は、知・徳・体のバランスのとれた全人教育をめざし、さまざまな分野のリーダーとして活躍できる人材育成に取り組んでいます。なかでも、英語の授業に力を入れ、広い視野と理解力を育む国際教育を実践しているのが特徴です。

 同校では、2017年度から全中学生に対してiPadを導入し、一人1台体制をスタートしました。これについて同校教務部副部長の齋藤誠一教諭は「これからの社会で活躍するために必要な生きる力を育てるためには、今までのような講義型の授業を変えていく必要があると考えました。ICTはそのためのツールとして有効であることから導入に踏み切りました」と語っています。

 MetaMoJi ClassRoomは、授業を変えるツールとして導入されました。齋藤教諭は選定理由について、「タブレットの一人1台環境を活かすために、授業で使えるツールはないかと探し始めたところMetaMoJi ClassRoomに出会いました。これなら、自由度が高いので、いろいろな教科で使えますし、グループ学習やアクティブ・ラーニングにも活用できると考えました。教師と生徒、生徒同士など、リアルタイムでやり取りできることが良かったですね」と語っています。
英語の音読を録音し、MetaMoJi ClassRoomで記録
MetaMoJi ClassRoomの録音機能を使って英語の音読を記録。 M M
 ティーム・ティーチングで実施される中学1年生の英語では、授業中のさまざまな場面でMetaMoJi ClassRoomが活かされています。

 授業の冒頭では、MetaMoJi ClassRoomを使って宿題の解答がPDFファイルでクラス全員に配布されました。生徒たちは自分のノートに宿題の答えを書いていますが、答え合わせは配布されたPDFファイルを見ながら行います。落合太一教諭は、「紙のプリントがペーパレスになっただけでも、ずいぶん助かっています。シンプルな使い方ですが、得られる効果は大きいなと実感しています」と語っています。以前に比べて、宿題のチェックも短時間で行えるようになり、その分、宿題の質問を受け付ける時間がもてるようになったというのです。

 宿題チェックの後は、音読の練習が行われました。生徒たちはまず、MetaMoJi ClassRoomの音声ファイル用いて自分が音読したセンテンスを録音し、「1回目」と書かれた表に記録として残します。続いて、今度はiPadの音声入力機能を用いて、正しくセンテンスが入力されるように、生徒たちは音読の練習を行いました。「Ms」や「Whites」「These」といった単語は子音の発音がむずかしいのか、生徒たちは何度も一生懸命に練習をくり返します。ほかにも、“practicing a speech”と読むべきところを、“practicing speech”と冠詞の「a」が抜けてしまう生徒がいるなど、自分が発した英語が正しいセンテンスとして認識されるかどうかを確認しながら、スピーキングのスキルを磨いていました。その後、音読の練習が終われば、今度はそれをもう一度音声ファイルに録音して、「2回目」と書かれた表に保存。練習前に録音した音声と練習後の音声を聴き比べし、自分がどれくらいスムーズにセンテンスが言えるようになったのか、MetaMoJi ClassRoomで記録し可視化するというわけです。

 落合教諭とマイケル・コワルスキー教諭は、こうした生徒の活動を手元のiPadで確認しながら、つまずいている生徒に対しては個別指導を行います。両教諭ともに、リアルタイムで生徒の進捗を把握しやすいところがMetaMoJi ClassRoomのメリットだと話しており、落合教諭は「教師だけでなく、生徒自身も他の生徒の進捗を見ることで気づきを得られることが良いですね」と語っています。コワルスキー教諭も同様に「生徒たちがノートにメモしたことをみんなに共有しやすくなりました。生徒たちの多様な考え方を知ることができるのが良いです」と話しています。
  
ふせん機能で自分の考えや気づきをまとめ、友達と意見交換!
 中学3年生の家庭科の授業では、既習内容を振り返る小テストでMetaMoJi ClassRoomが活用されていました。小テストは「ア」「イ」「ウ」の3つの中から、正しい答えを1つ選ぶ3択ですが、寺田定代教諭は全員の答えを一覧表示し、誰がどの回答を選んだのか、一目で分かるようにしました。クイズ感覚で学習内容を思い出しつつ、全員が参加する場面をつくっています。

 その後は「住まいの役割」の単元で、個別学習ノートを使いながら、自分の気づきや意見をふせん機能でまとめる作業を行いました。寺田教諭は、家の間取り図をMetaMoJi ClassRoomで全員に配布し、生徒はふせん機能を使って、部屋の空間ごとにどのような役割を持つのかを考え、記入していきます。リビングで何をしているのか、それはどのような空間を意味するのか。勉強するための空間は、どのような場所が良いのかなど、となりの席の生徒とiPadを交換しノートを見せ合いながら意見交換をしました。さらには、友達の意見を聞いて思いついた点をふせんに書き込んだり、ふせんを動かしたりして、一枚のシートを仕上げていきました。

 寺田教諭はMetaMoJi ClassRoomを活用した授業について、「すぐに作業ができることがメリットです。紙のプリントは切ったり、貼ったりするのに時間がかかりますが、MetaMoJi ClassRoomだと生徒が思いついて、すぐに作業できるのが良いですね」と語っています。ほかにも、「生徒は楽しみながら、真剣に取り組むようになってきました」と同教諭。授業の中で全員参加の場面を作れるようになったため、以前よりも真剣に話を聞くようになったというのです。今後は個人学習のノートだけでなく、グループ活動を活発にするツールとしても活用していきたいと寺田教諭は語っています。
家庭科の授業ではふせん機能を使って、部屋の役割を考える。
家庭科の授業ではふせん機能を使って、部屋の役割を
考える。
  
  
紙とえんぴつと同じように活用していきたい
(左上)齋藤誠一教諭
(左下)マイケル・コワルスキー教諭
(右上)落合太一教諭
(右下)寺田定代教
(左上)齋藤誠一教諭、(右上)落合太一教諭
(左下)マイケル・コワルスキー教諭、
(右下)寺田定代教諭
 MetaMoJi ClassRoomを使うようになってから、生徒たちはどのように変わったのでしょうか。これについて齋藤教諭は「これまでの授業はどうしても生徒が受け身になってしまうことが多かったのですが、MetaMoJi ClassRoomを使うようになってから活発に取り組むようになってきたと感じます」と語っています。道徳や学活の時間でも活用することが多く、生徒の意見を共有しやすくなったことで、より主体的に取り組む姿が見られるというのです。「これからも紙とえんぴつと同じようにiPadを使っていくことを考えています。MetaMoJi ClassRoomも特別なツールではなく、当たり前の感覚で使用できれば良いと考えています。今後は来年度以降、年次経過で高等学校にもiPadを導入し、高等学校の授業でもMetaMoJi ClassRoomを活用する計画です」と齋藤教諭は語っています。
  
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<本取材は2017年10月に行われました。画面キャプチャ、機能、肩書は取材時の情報にもとづきます。>