MetaMoJi ClassRoom 事例紹介

08. 聖学院小学校
MetaMoJi ClassRoomで活発な試行錯誤を促し、豊かな思考力と多様な表現力を育む

聖学院小学校は2015年度より、小学4年生から6年生までの児童全員を対象にiPadの一人1台体制を実施しました。同校ではICT活用を通して、表現力・思考力を伸ばす教育を実践しており、そのために有効なツールとしてMetaMoJi ClassRoomを導入しました。汎用性が高く、多彩なデジタル表現が可能なMetaMoJi ClassRoomのメリットを生かしながら、子供たちの活発な試行錯誤が生まれる学習環境を築いています。
汎用性の高いMetaMoJi ClassRoomをICTのメインツールに
聖学院小学校(東京都北区)は、キリスト教の精神に基づいた教育を実践する男女共学の私立小学校です。「よく学ぶ、よく遊ぶ、よく祈る」を教育目標に掲げ、児童一人ひとりの知的好奇心を育みながら、学び合いを大切にした学習に取り組んでいます。

聖学院小学校がiPadの一人1台体制を導入したのは、新校舎の建設計画がきっかけでした。新校舎では、それまであったPC教室を設置せず、普通教室の中で必要に応じてコンピュータが使える環境を整備しました。同校のICT整備に関わる池内清教諭は、「コンピュータを“わざわざ使う”のではなく、“当たり前のように使える”ことが大切だと思いました。小学生のコンピュータ活用を考えても、ワープロ、写真などを使った資料作成やインターネットによる調べ学習が多く、そうした使い方であれば普通教室でいつでも使用できるiPadがよいと思いました」と語っています。
聖学院小学校 池内清教諭
  
新校舎が完成した2015年、聖学院小学校は4年生から6年生の全児童に対して、私物端末によるWi-FiモデルのiPadを導入し、一人1台体制をスタートしました。ICT活用の方向性についても、iPadで使用可能な教育系のアプリを次から次へと使うのではなく、多くの授業で使用できる授業支援ソフトをメインに活用を進めることにしました。その結果、選ばれたのがMetaMoJi ClassRoomだったのです。

池内教諭は選定理由について、「MetaMoJi ClassRoomは汎用性が高く、多くの教科で活用できると思いました。また本校ではICTの位置づけとして、コンピュータを活用した表現活動に重点を置いていたため、編集作業に優れたMetaMoJi ClassRoomがふさわしいと思いました」と語っています。ほかにも、導入方法で同時接続数でのライセンスであったことや、他の製品に比べてコスト面で割安感を感じられたことが決め手になったといいます。
思考を止めない、活発な試行錯誤の場を実現
MetaMoJi ClassRoomを使ってマッピングを作成する。

聖学院小学校では、どのようにMetaMoJi ClassRoomを活用しているのでしょうか。4年生を受け持つ池内教諭の授業では、社会の時間にMetaMoJi ClassRoomを活用して、教科書の内容をマッピングとしてまとめる学習を取り入れていました。児童たちが自分で作成したマッピングをもう一度見ながら、自分の言葉で教科書の内容を説明できるようにすることがねらいです。

児童たちは、予めMetaMoJi ClassRoomの用意されたシートに、教科書を見ながらポイントとなる言葉や用語を抜き出していきました。大切だと思う言葉を手書きでサクサク書いて、関連性のある言葉を線でつなぎ、間違ったら一気に消す、この作業を繰り返しています。池内教諭は「マッピングはきれいに書く必要はありません。それよりも間違うことを気にせず、思ったことをどんどん書いていくことが大切で、そうした時には試行錯誤がしやすいMetaMoJi ClassRoomがとても使いやすいです」と語っています。
特に便利なのは、『投げ縄モード』の機能だといいます。投げ縄モードは選択した部分を一気に削除したり編集したりする機能ですが、マッピングのようにシート一面に広がる書き込みでも、一瞬にして消すことができるので便利です。児童の思考を止めることなく試行錯誤を重ねることができます。

また池内教諭は、児童たちがマッピングをしている最中のシートを前の黒板に一斉表示したり、良くできている児童のシートを拡大して映し出し、他の児童が参考にできるようにするなどMetaMoJi ClassRoomで見せ方も工夫をしています。

「MetaMoJi ClassRoomでは、子供たちの進捗状況がリアルタイムで分かるのがいいですね。つまずいている児童に寄り添って言葉がけをしたり、特定の児童のシートを選んで比較したりするなど、授業中の交流がしやすくなりました」と池内教諭は語っています。
グループ学習で同時編集にも挑戦!表現力の向上に生かす
池内教諭は、グループ学習にもMetaMoJi ClassRoomを活用しています。例えば、総合的な学習の時間ではグループで新聞の協働作業に取り組みました。MetaMoJi ClassRoomでは、シートごとに「個別学習」「協働学習」「一斉学習」を設定することが可能で、それぞれの学習活動にふさわしいノートを用意することができます。

MetaMoJi ClassRoomを使った新聞づくりではまず、グループのメンバーがそれぞれのカラーに色分けされた付せんを使って、どのような内容を掲載したいのかアイデアを出し合います。続いて、それらの付せんをグループでひとつのシートにまとめて表示し、編集会議を開いているような形で話し合います。新聞の内容と記事の分担が決まれば、今度はメンバーそれぞれのiPadから同時に新聞のシートに文章を書いて仕上げていきます。紙を使った新聞づくりでは、誰かが書き終わるのを待ったり、必要な写真や資料を拡大コピーするなど多くの手間を要しましたが、MetaMoJi ClassRoomではメンバー全員が同時に作業できるので、円滑なコミュニケーションをとりながら進めることが可能です。

池内教諭は、「MetaMoJi ClassRoomは、細かな編集に優れているのが良いです。新聞のレイアウトを自由に調整したり、見出しの文字の色使いを工夫してみるなど子供たちの表現が多様になってきました」と語っています。MetaMoJi ClassRoomは、ペンの種類や色も豊富で、小さなスペースでも拡大して文字を入力したり、写真を自由な場所に配置してトリミングするなど編集機能を多く揃えています。こうした自由度の高い編集作業が、子供たちの創作意欲を刺激し、多様な表現につながっている側面もあるでしょう。「MetaMoJi ClassRoomを使い始めた当初は、子供たちが操作や機能を覚えるのに時間がかかると思っていましたが、意外にも、教師が教えなくても使えるなと思っています」と池内教諭は語っています。児童同士で操作や機能を教え合う姿も見られるということです。
グループで付せんを使って新聞のアイデアを出す。

編集会議の内容に基づいて各メンバーが同時に新聞を編集。
  
池内清教諭の授業。子供たちが意欲的に取り組んでいる。

授業の発想を転換するツールとしても生かしたい!
池内教諭はMetaMoJi ClassRoomの活用について「まだまだ試行錯誤の段階ですが、子供たちが意欲的に取り組む姿が見られるようになり手応えを感じています」と話しています。失敗を恐れず試行錯誤を重ねたり、自分の考えを表現豊かにアウトプットできる環境をMetaMoJi ClassRoomで築くことで、子供たちの学びが主体的になってきているというのです。池内教諭は「今後は、授業の発想を転換するツールとしてMetaMoJi ClassRoomを生かしていきたいです。新しいことにどんどんチャレンジする取っ掛かりになると考えています」と抱負を語っています。
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<本取材は2016年11月に行われました。画面キャプチャ、機能、肩書は取材時の情報にもとづきます。>